足名椎命・手名椎命(あしなづちのみこと・てなづちのみこと=アシナヅチ・テナヅチ)縦480px
初めは、いくらヤマタノオロチ退治を請け負ってくれるからと言って、大事な娘を渡せるかっ、ぐらいの勢いがあったかも。

出雲に住んでいたオオヤマツミの子らで、兄妹の夫婦神であるアシナヅチ・テナヅチが、越の国のヤマタノオロチの脅威におびえ、今年八柱目の生贄になる予定の愛娘クシナダとともに嘆いた時、通りかかった神に事情を話したら、「娘嫁にくれるんなら、退治してやってもいいよ」と言ったその神に名を聞いた時に放ったと思われる一言。

その神こそがスサノヲ。「オレ、スサノヲ。高天原からやって来た。姉はアマテラスやってる」と言うので、それを信じてスサノヲにソッコーで臣従するアシナヅチ・テナヅチの夫婦だった。

スサノヲの言葉、あながち間違いではないのだが、姉であるアマテラスを怒らせ、天岩戸隠れというあわや世界の終りかという大騒動を起こしたために、高天原を追放された、という、根幹の部分が端折られている。

【この一言の出典】
スサノヲ活躍 ヤマタノオロチ退治して美女ゲット 草薙の剣でアマテラスに詫び

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スサノヲ「超マブイ~ オレの女にしちゃお」

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【古事記の神・人辞典】
アシナヅチ・テナヅチ