帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと)

タラシナカツヒコ。『古事記』に記載のある男性皇族。

父は、第12代景行天皇の皇子ヤマトタケル、母はその妃の一人であるイワツクビメ

第14代天皇(天皇家の系譜)。

皇居は穴門豊浦宮及び筑紫橿日宮。伝承地は豊浦宮が山口県下関市長府宮の内町の忌宮神社、橿日宮が福岡県福岡市東区香椎の香椎宮。

この御世に淡道屯家をもうける。

オオナカツヒメが妃の一人で、香坂王忍熊王をもうける。

皇后は神功皇后で、ホムヤワケ、第15代応神天皇をもうける。ただし、応神天皇の父ではない可能性はよく指摘され、古事記だけ読んでみても不自然な記述が散見する。

神功皇后が香椎の宮で神懸りになった時、暗闇の中、琴を弾いていた。神(神功皇后)が、「西の方に国がある。金銀をはじめ、目の輝くたくさんの宝物が多くある。その国をあげようか?」と言ったが、「高いところから眺めても、西の方には国はなく、ただ海があるだけ」と反論。

嘘つきな神と思い、琴を退け、琴を弾かなくなった。神は怒り、「この国はオマエが治めるべき国ではない!」と言われ、庭に控えていた建内宿禰に諫められたので、また適当に琴を弾き始めた。

間もなく琴の音が聞こえなくなった。明かりをともしてみると、急死していた。状況的に暗殺が濃厚だが、公式記録的には天皇暗殺には数えられていない。

宮内庁は仮埋葬した地を仲哀天皇殯斂地(山口県・下関市)として治定している。

52歳で崩御(壬戌年六月十一日)。御陵は河内の恵賀(えが)の長江にあり。宮内庁は岡ミサンザイ古墳(大阪府・藤井寺市)を「恵我長野西陵」として治定している。全国第16位の大きさの古墳(古墳ランキング)。

古事記の中の歴代天皇
・初代神武天皇 - 第2代綏靖天皇 - 第3代安寧天皇 - 第4代懿徳天皇 - 第5代孝昭天皇 - 第6代孝安天皇 - 第7代孝霊天皇 - 第8代孝元天皇 - 第9代開化天皇 - 第10代崇神天皇 - 第11代垂仁天皇 - 第12代景行天皇 - 第13代成務天皇 - 第14代仲哀天皇 - 第15代応神天皇 - 第16代仁徳天皇 - 第17代履中天皇 - 第18代反正天皇 - 第19代允恭天皇 - 第20代安康天皇 - 第21代雄略天皇 - 第22代清寧天皇 - 第23代顕宗天皇 - 第24代仁賢天皇 - 第25代武烈天皇 - 第26代継体天皇 - 第27代安閑天皇 - 第28代宣化天皇 - 第29代欽明天皇 - 第30代敏達天皇 - 第31代用明天皇 - 第32代崇峻天皇 - 第33代推古天皇 - 第三十四代舒明天皇

【主な登場場面】
死んでからも伝説作るヤマトタケル、死後は白鳥になり、遺族を困らせる?
“神”の逆鱗に触れ、暗闇で急死する仲哀天皇 祟りおそれ大赦の嵐へ

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小山田神社(越前市) - 神功皇后が勧請、仲哀・継体帝が崇敬、勝手明神の旧村社

【仲哀天皇を祀る神社】
香椎宮 - 八幡神の親神様、「廟」として特別な崇敬を受け続けた本朝四所の一社
忌宮神社 - 勝運の神、現在も神事伝える、仲哀天皇が熊襲討伐で滞在した豊浦宮跡
氣比神宮 - 古事記の説話の舞台の一つと御祭神 熱い尊崇受け続ける越前国一宮
鹿児島神宮 - 八幡発祥の“正八幡”、応神皇后ナカツヒメや呉の太伯も祀られる古社
厳原八幡宮神社 - 対馬国一宮の可能性があるのに主張しない、神功皇后ゆかりの古社

千栗八幡宮 - 肥前国一宮、柔道・古賀選手ゆかり、地震を予知した?粥祭でも有名
柞原八幡宮 - 豊後国一宮の、宇佐神宮の別宮、仲哀・応神・神功が御祭神
興神社 - 式内社「與神社」か「天手長男神社」か おそらくは壱岐国一宮で総社
西寒多神社 - 豊後国一宮、神功皇后が建てた白旗を建内宿禰が祠を建てて創祀
布気皇館太神社 - 三重県亀山市、式内社で元伊勢「奈其波志忍山宮」の伝承地

穴門山神社(倉敷市) - 主祭神はヤマトタケル妃、古代から綿々と続く祭祀跡も
穴門山神社(高梁市) - 通称は元伊勢そのものの「名方浜宮」 樹齢700年のカツラ
日枝神社(千代田区) - 太田道灌の江戸築城で創建、家康が江戸の鎮守に据えて発展
泉井上神社 - 和泉国名の発祥の地・和泉国総社、秀吉が茶の湯で愛用した和泉清水
箱崎八幡神社 - 元は式内「月読神社」、合祀や配祀を繰り返す、筥崎宮が勧請元

白沙八幡神社 - タマヨリを御祭神とする式内社「海神社」、宇佐神宮からの勧請
聖母宮 - 壱岐国二宮、神功皇后の三韓征伐、清正の奉納 半島と風に縁のある古社
櫻井神社(堺市) - 市内唯一の国宝・割拝殿、人気アイドル「嵐」の聖地の一つ
大野神社(広島市) - 1759年創建、拝殿は当時のもの、不思議な2本の巨大な松
長浜八幡宮 - 秀吉による再興、「長浜曳山祭」で有名なボケ封じの境内社のある八幡
櫻山八幡宮 - 秋の高山祭で有名な、八幡大神・熱田大神・香椎大神を祀る八幡

亀山八幡宮(下関市) - 古来屈指の佳景、宇佐から石清水への途上で祀られた八幡
大宮八幡宮(杉並区) - 「東京のへそ・子育て厄除八幡さま」、源頼義による創建
大野神社(下関市) - 平安期創建の八幡宮と奈良期創建の春日神を合祀した神社
御香宮神社 - 洛南随一の大祭「伏見祭」で知られ、「御香水」が名高い安産・治癒の神
大崎八幡宮 - 伊達政宗が寄進した国宝社殿と、正月のどんと祭で知られる乾の守護神

鞆淵八幡神社 - 天皇の寵姫が帰郷で使用した? 石清水八幡宮から贈られた国宝・神輿
手向山八幡宮 - 宇佐神宮からの勧請第一号は東大寺の守護神、紅葉の名所の山麓に鎮座
城山八幡宮 - 名古屋の、御神木「連理木」や桃取石の恋占い、水みくじ、恋愛成就の神
隅田八幡神社 - 国宝「人物画像鏡」と「だんじり」で知られる、神功皇后の還幸途次の旧跡
常宮神社 - 氣比神宮の奥宮、境内に四社の式内社を抱える養蚕・安産・航海や漁業の守護神

幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
磐井神社 - 古井が有名な“武州八幡社の総社”、『万葉集』に記載される大田区の古社
壺井八幡宮 - 「河内源氏発祥地」、石清水八幡宮からの勧請で、鶴岡八幡宮の勧請元
高津宮 - 仁徳天皇の皇居跡、桜の名所も往古は梅に馴染み、古典落語の舞台としても有名
琴崎八幡宮 - 八幡四神を祀る、靖国神社の創建ともゆかりのある山口宇部市の総鎮守

平濱八幡宮 - 境内社である武内神社の延命長寿のご利益でも有名な出雲最古の八幡宮
筑土八幡神社 - 新宿神楽坂近くに鎮座、区内最古の石造鳥居、1664年造立の特殊な庚申塔
亀山神社(呉市清水) - 平清盛の厳島神社造営時に再興、10月例祭はヤブととんぼと俵
亀山八幡宮(佐世保市) - 天武朝に宇佐神宮から勧請、軍港佐世保の「西海鎮護」の神
曩祖八幡宮 - 「いつか」が飯塚になった、神功皇后が三韓征伐終了後に祭祀した聖地

大富神社 - 宇佐ともゆかり、住吉・宗像・八幡を同時に祭祀、八屋祇園が有名な式外社
八幡朝見神社 - 別府温泉の総鎮守、「別府温泉まつり」の開催地で、ひょうたん石なども
穴八幡宮 - 「穴」から金銅の御神像、家光の崇敬や吉宗から始まった高田馬場流鏑馬
西久保八幡神社 - 秀忠の正室・お江の遺志を継いで家光が社殿整備、例祭には盆踊り
龍王神社(下関市) - 授乳の神と海神「八大竜王」を祀る長門国三宮、女人禁制の加茂島

惣社八幡神社 - 国府に隣接して鎮座、平安期から八幡神を祀るようになった豊前国総社
武田八幡宮 - 国主・武田晴信の初事業がこの社の再建、平安初期創建の武田氏の氏神
十一明神神社(南あわじ市) - 淡路国総社、淡路廃帝が行宮を造営して特に親拝した古社
高岳神社 - 播磨国五宮、武門の崇敬厚い、干満と共に満ち引きする蛤岩は福徳長寿の霊岩
大井俣窪八幡神社 - 甲斐武田氏滅亡を予言するような社地の鳴動、信玄ゆかりの八幡

鶴谷八幡宮 - 安房国総社、鎌倉期に八幡信仰へ、現在も「やわたんまち」に総社の面影
天孫神社(大津市) - 四宮神社とも、大津祭の曳山行事で知られる平安初期創建の古社
味水御井神社 - 神功皇后が「うまい」と感嘆した「朝妻の清水」、高良大社の境外末社
雄郡神社 - 586年に宇佐を勧請した国史見在社、松山八社八幡の一社で喧嘩神輿でも有名
織幡神社 - 三韓征伐の武内宿禰に由来する、宗像大社に次ぐ社格を与えられた名神大社

高座結御子神社 - 秀吉ゆかり、熱田神宮「御子神」で「高座さま」と親しまれる子育ての神
三重生神社 - 継体天皇の父母を祀る、古来より4月の「牛の祭り」で知られる近江の古社
御調八幡宮 - 和気清麻呂の姉が弟の雪冤を祈願して創祀、豊臣秀吉お手植えのしだれ桜
伊佐爾波神社 - 全国三例しかない八幡造、松山随一の八幡として崇敬された式内の古社
百舌鳥八幡宮 - 堺市最大規模の祭典「ふとん太鼓」の秋祭りが有名な欽明朝からの古社

石清尾八幡宮 - 高松の氏神・総鎮守・護り神、10月の例祭や5月の市立祭は市内最大の祭典
大塩八幡宮 - 境内社に四つの式内論社、室町末期とされる拝殿が重文、病気平癒や縁結び
日尾八幡神社 - 孝謙天皇の勅願所として社殿建立、脳・神経痛など東道後神社や展望台
金富神社 - 「八幡神顕現の霊地」にして宇佐神宮の元宮とも、今は宝くじ当選祈願の社
豊満神社 - 神功皇后の勝運ゆかりの竹藪、「必勝守」「美人守」も有名な「ほうまん」社

桑原八幡神社 - 仁徳期の創建の三島神社を合祀、源頼義・河野氏・松平氏の崇敬得た古社
朝日八幡神社 - 松山秋祭りの勇壮な喧嘩神輿「鉢合わせ」で知られる、持統朝創建の古社
還熊八幡神社 - 松山秋祭りでは3体の喧嘩神輿「鉢合わせ」も、河野氏・加藤氏崇敬の社
大宝八幡宮 - 飛鳥朝からの古社、相川七瀬も勧める「大いなる宝」宝くじ当選パワースポット
冠纓神社 - 安倍晴明ゆかりの縁結びで有名な貞観年間創建の古社、日本最大の大獅子も

白鳥神社(東かがわ市) - 日本武尊が飛来した地、松原や「日本一低い山」、虎頭の舞
武雄神社(武雄市) - 夫婦檜や樹齢3000年の大楠、天平の昔から伝わる歩射祭や流鏑馬
豊浜八幡神社 - 10月の豊浜ちょうさ祭の中心地、厳島神社の海中大鳥居にクスノキを寄進
八幡神社(徳島市伊賀町) - 富田浦八幡宮と称された市中五社の一つ、昭和復興の随神門
八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地

七社神社(東京都北区) - 渋沢栄一の寄付や揮毫による社名額、西ケ原一里塚や貝塚遺跡
溝咋神社 - 神武天皇皇后とその母の一族を奉斎、鴨氏と三島勢力との交流うかがえる式内社
伊賀八幡宮 - 松平氏が創建し徳川家康・家光が拡張した岡崎の八幡なのに「東照大権現」
鷹居神社 - 八幡神が鷹の姿になって出現して奈良初期に創建、化粧井戸・凶首塚・百体宮
郡瀬神社 - 宇佐神宮、鷹になって飛翔していた八幡神が住処を要求して建立された瀬社

乙咩神社 - 宇佐神宮前史、方形周溝墓の上に創建、八幡大神が洗浴したと伝わる乙女水
泉神社(宇佐市) - 飛鳥朝創建、霊泉・酒井泉、豊前国の女神が八幡神に酒を奉仕した地
糸碕神社 - 神功皇后が船を繋ぎ井戸の水を求めた故事、樹齢500年の大楠と夜泪き松の伝承
田染元宮八幡社 - 平安期に創建された宇佐神宮の荘園「田染荘」の神、田染三社の「一宮」
田染二宮八幡社 - 南北朝期創建、湍津姫命を祀る宇佐神宮の荘園「田染荘」の鎮守二の宮

田染三宮八幡社 - 市杵嶋姫命を祀る宇佐神宮荘園「田染荘」鎮守、「三の宮の景」が有名
蒲生八幡神社(姶良市) - 和気清麻呂の杖が化した「日本一の大楠」、島津義弘による崇敬
安久美神戸神明社 - トヨッキーのモデル、徳川家康も参観した奇祭鬼祭が有名な伊勢神領
府八幡宮 - 「天平の社・遠江国府宮」、『万葉集』桜井王と聖武天皇の歌と10月の祭典
篠崎八幡神社 - 神功皇后が大石に立たせた皇子が「穴門は近し」と発した社、飛鳥朝創建

若宮八幡社(大分市) - 鎌倉期の創建、大友氏館の裏鬼門、7月大祭でチキリン巡行など
伊美別宮社 - 国東半島の八幡、山口県祝島との平安期からのつながりと神事、10月に流鏑馬
八幡神社(酒田市市条) - 平安期勧請の一条八幡、出羽国総社とも、5月に奴振りと流鏑馬
鴻八幡宮 - 甲山に鎮座する、鴻と大蛇が死闘を繰り広げた「鴻の宮」、南北朝期の木製狛犬
宝八幡宮 - 平家の財宝を守護する白猪が本当に発見されたナニコレ珍百景、アジサイの名所

吉川八幡宮(吉備中央町) - 10月に約1ヶ月の当番祭、室町期建立・全国唯一の工法の本殿
八幡宮(浜田市) - 石見国、下府の総社に対応するかのような上府の一国一社の八幡宮
日出若宮八幡神社 - キリシタンの弾圧を受けても村民が祭祀を継続、江戸期の社殿が現存
丸山神社(大分市) - 加藤清正が創祀、岡藩主が八幡神を勧請、江戸中期の楼門が現存
行縢神社 - 日本武尊が熊襲征討時に命名した聖なる山、奈良期に熊野を勧請、源為朝も参籠

角島八幡宮 - 山口県北西端、角島大橋で本土とつながる角島に室町期創建、江戸期の狛犬
往馬坐伊古麻都比古神社 - 大嘗祭の火燧木を献上する奈良生駒山の火の神、10月に火祭り
林田八幡神社 - 『風土記』の里、平安時代に八幡勧請、4月に中臣印達祭、2月に厄神祭
柴山八幡社 - 大杉や大楠が枝を広げる、800年以上続く奇祭「ひょうたん祭り」や流鏑馬
緒方三社 - 3本の矢で建立した三つの神社、ふんどしで神輿が川を渡る「川越しまつり」

国分八幡宮(高松市) - 奈良期創建、讃岐国国分寺の守護神、生駒氏や松平頼重の崇敬
西村八幡宮 - 新潟阿賀町に鎮座、源義経の伝承が残る小川荘の総鎮守、会津六社の一社
彦島八幡宮 - 仲哀天皇が駐屯、平安末期に河野氏が創祀、800年の歴史ある「サイ上リ神事」
高木八幡宮(佐賀市) - 平安期創建、巨木がある佐賀藩主の崇敬社、11月に「ねじり浮立」
神武天皇社(芦屋町) - 『古事記』岡田宮の候補地の一つ「神武宮」、平成の世に再建

大汝牟遅神社 - ニニギが創建、鎌倉期に鶴岡八幡を勧請、戦国期から伝わる流鏑馬神事
心清水八幡神社 - 源頼義が勧請、長大な日誌『塔寺八幡宮長帳』と南北朝期の鰐口が重文
涼ケ岡八幡神社 - 元禄期の社殿が多数残る重要文化財の宝庫、特殊料理「いもずいも」
引宮神社 - 井上村藤田の地、地元の人が讃岐国式内社と伝承する、天野神社の境外末社
高尾神社(呉市) - 鎌倉期に創建、戦国期に現在地に遷座した八幡、七夕やお多福門も

御勢大霊石神社 - 仲哀天皇崩御の地、神功皇后が御魂代の石を奉斎して三韓征伐を成功
雲氣八幡宮 - もとは八幡宮と雲氣神社が鎮座、戦国期に焼失、江戸期に両社を合祀再興
造田神社(さぬき市) - 平安期に京石清水を勧請した八幡、1000年以上続く釜鳴り神事
堅田郷八幡社 - 佐伯地方の堅田郷の宗社、江戸後期の本殿、ハナガガシ林と佐伯神楽
五所八幡宮(中井町) - 4月29日に「鷺の舞」、宇佐・石清水・鶴岡・壷井に次ぐ八幡

岡崎八幡宮(宇部市) - 全国に四社しかない御神酒清酒醸造の神社、室町期からの醸造法
男山神社(さぬき市) - 平安期に京石清水を勧請した一郡一八幡の始め、9月に秋季例祭
多和神社(志度) - 神代の創祀、後に八幡神を合祀、志度寺と再建、9月に志度の祭り
杜屋神社(豊浦町) - 日本武尊・仲哀天皇が三穂津姫命と邂逅、1月に特殊神事・お忌祭
風治八幡宮 - 神功皇后の帰還の御神徳、5月に福岡県の五大祭りの一つ「川渡り神幸祭」

大野原八幡宮 - 観音寺市大野原開拓時に創建、江戸期の社殿、10月に例大祭「ちょうさ」
中姫八幡神社 - 戦国期に藤目城主が氏神として創建、沖積地に発達するシイ林の社叢
飯積神社 - クヌギが繁茂した津の櫟津稲荷大明神、10月に11台の新居浜型太鼓台を奉納
三瀬気比神社 - 奈良期に敦賀を勧請、『義経記』記載社、御池を含む社叢が天然記念物
多倍神社(出雲市) - 須佐之男と、八俣大蛇退治の剣の神霊を祀る剣大明神、巨岩・奇岩

倉田八幡宮 - 山陰道で出雲大社に次ぐ規模、大イチョウと社叢、古式を残す麒麟獅子舞
瓜生野八幡神社 - 景行天皇ゆかり、宇佐領近く、奈良時代の勧請、壮観のクスノキ群
埴生神社(中間市) - 「御輿掛けの松」「沓石」伝承、仲哀・神功の御船が到着した地
石田神社(さぬき市) - 10月に秋季例大祭、23人もの奴が、3基の神輿の前を踊り進む
岡田国神社 - 飛鳥朝の創祀、家康を本能寺から救う、中世には木津駅惣社天神社とも

梛八幡神社 - 神功皇后が霊香を追った伝承、異国撃退祈願、「継ぎ獅子」の舞
若江鏡神社 - 鏡作による奉斎か、本殿は江戸後期の珍しい構造、10月にだんじり祭り
相楽神社(木津川市) - ブサイクとして垂仁天皇に追い返された姫が首を吊った地、八幡宮
廣幡八幡宮 - 宇多天皇勅願所として創建、柏市近郊の総鎮守、7月に神輿渡御
八剱八幡神社 - 木更津総鎮守、日本武尊「君去らず」、頼朝・家康の崇敬、例祭は7月

若宮八幡宮社(京都市) - 源頼義の邸内に勧請、8月に日本最大級の陶器市
峯ヶ岡八幡神社 - 平安期創建の伝承、鶴岡八幡宮領、鎌倉期の八幡坐像、大イチョウ
鞆江神社 - 奈良期や蒙古襲来時の放生池、参道の黒松並木、「鞆江のいちょう」
八幡神社(東九条町) - 石清水八幡宮の元宮ともされる、大安寺・辰市・子安八幡宮
高山八幡神社 - 奈良朝の創祀とも、桃山期の本殿が重文、継承される宮座行事

墨坂神社(八幡) - 飛鳥朝創建、平安期に八幡を合祀、武田信玄や藩主堀家の崇敬
熊毛神社 - 武将崇敬の勝間八幡宮、豊臣秀吉が奉納した諌鼓踊が今に伝わる
御野縣主神社 - 美努連・三野県主の祖神、玉櫛川の堤防跡、10月にふとん太鼓
石田神社(東大阪市) - 北方に50メートルの岩船があったという伝承、中世以降は八幡
葦神社(伊賀市) - 孝霊朝に顕現、三社が分離・習合、別府明神と称された式内社

岩隈八幡宮(周東町) - 熊毛神が降臨、奈良朝に宇佐を勧請、陶氏・吉川氏の崇敬
宇波刀神社(甲府市) - 鎌田氏・武田氏の崇敬、鎌田総社、平安以来の8躯の御神像
熱那神社 - もとは日本武尊を祀った神部神社、中世に八幡、信玄・家康が寄進
松尾神社(甲州市) - 景行朝に創祀、日本武尊の褥塚と桜、後に八幡合祀で六所宮
用賀神社 - もとは神明社、明治期に八幡と天神を合祀、あばれ獅子頭と神輿

鞍居神社(金出地) - 桓武皇子の病気平癒で宇佐八幡を勧請、小野道風、梶原景時
久度神社(南あわじ市) - 物部氏の久努氏の祖神か、物部郷との関連? 江戸期再興
湊口神社 - 当初は港寄りに鎮座、純友の反乱、義経の祈願、湊口祭だんじり
八幡宮(南魚沼市八幡) - 崇神朝に創祀、奈良期に坂本に遷座、平安期に八幡を合祀
御津宮 - 仁徳朝に鎮座、八幡大神の遷座の際の上陸地、アメリカ村のミナミ

和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
天石門別神社(美作市) - 大吉備津彦尊が奉斎した磐座、琴弾の滝、江戸期本殿
荒見神社(久御山町) - もとは大歳神を奉斎、後に五社大明神、元禄以来の古文献
吉利倶八幡宮 - 平安初期の創祀、勧修寺の鎮守、元禄期の本殿、拝殿前に巨大破魔矢
高神社(井出町) - もとの多賀神社、日本初の猿楽の記録、桃山期の本殿、社叢

加茂神社(黒潮町) - 幡多三古社、応仁期再興、八幡宮を合祀、安政津波の記憶
烏帽子形八幡神社 - 楠木七城の鎮守、室町期本殿が現存して重文、10月だんじり奉納
西代神社 - 河内七城の鎮守、江戸中期以来の西代神楽、1月西代戎、3月初午祭
稲田八幡神社 - 室町期の勧請、大イチョウ、10月に長提灯、ふとん太鼓・だんじり
加賀田神社 - 元禄期の本殿やそれ以来の湯立ての釡、1月座衆によるオコナイ行事

狩山八幡宮 - 式内論社・月根尾神社を合祀、11月に頭神事式、古式の相撲神事
羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
和奈佐意富曾神社 - 神功皇后が那佐浦で奉祀とも、大里八幡神社から明治初期に分祀
葛谷御霊神社 - 奥州平定の義家に従った一族が勧請、1月に備謝祭、ゆかりの力石
中井御霊神社 - 1月13日に備射祭、多くの関連文化財伝わる、江戸から近代の社殿

敷島神社(吉野川市) - もとは西宮八幡、式内を合祀した河辺八幡などを合祀
三宅神社(三宅町) - 式内論社の正一位手力明神、明治までは加和良神社とも
高座神社(青垣町) - 子宝・蟻の宮と蚕の宮、水占いと丹波布・シカ革のお守り
河邊神社(雲南市) - 須佐之男命が奇稲田媛命の産所に定めた「静かできれいな谷」
阿羅波比神社 - 社名は少彦名命と大己貴命が国造りで宍道湖が「荒亡」で転じる

気比神社(敦賀市刀根) - 仲哀天皇ゆかりの地、12月に「みやあげ」、ツガの巨樹
寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
上下亀山八幡神社 - 鎌倉期創立、式内論社・高龗神社に遷座、銀交易の天領地の総社
八幡神社(三好市三野町清水) - 天城山の麓の式内論社、三好家が氏神として勧請
角上神社 - 式内社「つのかみ」の「とかみ」、ト神・塗神とも、イチョウの大木

神神社(総社市) - 三輪山明神、もとは宮山古墳のある高梁川東岸の三輪の地
國神社(岡山市) - 国司祈年所祭社、国魂の斎場、江戸期には国守八幡宮の相殿
廣幡八幡宮(岡山市) - 南北朝期創建の田土浦神社、式内論社とも、三対の狛犬
川田八幡神社 - 忌部三女神、鎌倉初期の棟札、10月例祭は勇壮な屋台と特殊な神事
鴨神社(吉備中央町) - 平安前期の創建の式内社、10月に加茂大祭で神輿渡御

布勢神社(赤磐市) - 垂仁朝に神威あって山麓に遷座、古くは仁堀庄10ヶ村の大社
美和神社(東須恵) - 広高八幡宮、奈良を勧請とも、広高神社から遷座とも
鴨神社(玉野市) - 鴻巣山西麓、平安期に高鴨神を勧請、鎌倉期に八幡を勧請
天野八幡宮 - もとは天野神社、鹿田庄12ヶ村の総鎮守、大正期に八幡宮を合祀
田尻八幡神社 - もとは吉備の高島宮跡「武の御宮」、10月例大祭にはねおどり

神根神社 - 開化皇子・皇孫とも、垂仁皇子の和気氏の祖とも、今は木花開耶姫命
御崎宮(岡山市) - 出雲の一族が御野を開拓して勧請、江戸中期に社地で式内復興
若宮八幡宮(瀬戸内市) - 江戸中期の特徴的な石燈籠、境内に神田稲荷と広高神社
當島八幡神社 - 平安期に宇佐を勧請、南北朝期に式内・多理比理神社を合祀
奴可神社 - 平安初期の奉斎が起源、もとは爾比都売神社、比婆荒神神楽の奉納

保内八幡神社 - もとは丹生川八幡宮、境内に周敷神社の式内論社と2本の大クスノキ
神田神社(白山市) - 景行朝に竹内宿禰が勧請、たびたびの勅使下向、ケヤキの古樹
日野神社(岩美町) - もとは『和名抄』日野郷、日野谷の地、アニメ『Free!』聖地
矢田八幡神社 - 丹波道主命の命で物部祖神を奉斎、奈良期に八幡を勧請、式内論社
気比神社(豊岡市) - 神功皇后伝承が色濃く伝わる大気比さん、近くに銅鐸出土地

深田部神社 - 丹波道主命が創祀、室町期に八幡に合祀、10月秋祭りで黒部の踊子
蚊里田八幡宮 - 源義家が奉祀した神功皇后ゆかりの霊石、5月に善光寺平春の三大祭
弥牟居神社 - もとは水深(みぶけ)? 安楽郷の総社、長らく尾崎天王、明治合祀
松尾神社(松阪市) - 400段の石段、立野郷の立野神社・立野明神・立野連、亀の井
阿須利神社 - 八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り

荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
坂本神社八幡宮 - もとは式内・坂本神社、中世の木造神像・狛犬、ヒトツバタゴの木
井波八幡宮 - 一向一揆拠点の瑞泉寺・井波城址、式内後継とも、5月によいやさ祭り
八幡神社(福井市大丹生町) - 平安期に源満仲が勧請とも、伝統の秋祭りで奴踊り

【主な御神徳(ご利益)】
必勝祈願勝運開運招福、諸願成就

【年】
第14代仲哀天皇元年 - 西暦192年。申(さる)年、干支は壬申
第14代仲哀天皇2年 - 西暦193年。酉(とり)年、干支は癸酉
第14代仲哀天皇3年 - 西暦194年。戌(いぬ)年、干支は甲戌
第14代仲哀天皇4年 - 西暦195年。亥(い)年、干支は乙亥
第14代仲哀天皇5年 - 西暦196年。子(ね)年、干支は丙子
第14代仲哀天皇6年 - 西暦197年。丑(うし)年、干支は丁丑
第14代仲哀天皇7年 - 西暦198年。寅(とら)年、干支は戊寅
第14代仲哀天皇8年 - 西暦199年。卯(う)年、干支は己卯
第14代仲哀天皇9年 - 西暦200年。辰(たつ)年、干支は庚辰
第14代仲哀天皇