小碓命(おうすのみこと)

『古事記』に記載のある男性皇族。もとの名が小碓命(おうすのみこと)、またの名として、倭男具那命(やまとおぐなのみこと)、倭男具那王(やまとおぐなのみこ)とも。

後の名として、倭建命(やまとたけるのみこと)、倭建御子(やまとたけるのみこ)。

父は第12代景行天皇、母はその皇后であるイナビノオオイラツメ

同母兄にクシツノワケオオウス、同母弟にヤマトネコカムクシがいる。

異母弟が第13代成務天皇

80人いるとされる景行天皇の皇子皇女のうち、わずか三人の太子格のうちの一人(残りは皇太子で、後の第13代成務天皇と、その成務天皇に何かあった場合のスペアとされるイオキイリビコ)で、東西の荒ぶる神や人を平らげる役目を担う。

兄のオオウスが夕食の席に着かなかったため、父である景行天皇から「に~ちゃんを呼んで来い」と言われ、兄のところに行くと、勢い余って兄を惨殺。

「オウス、怖っ」と思われた父により、遠ざけられる目的で、九州の熊襲征伐を命じられる。叔母であるヤマトヒメから借りた衣装で女装して、日本初の男の娘となって、熊襲建の兄弟に近づき、予定通りデレデレ鼻の下伸ばした、その隙を見て兄弟を相次いで刺殺。

その弟の方から、殺す前にヤマトタケルの名が贈られる。殺害場所として、熊襲の穴(鹿児島県・霧島市)が現在でも伝承されている。

その帰り道、出雲建もやっつけようと、出雲建とまずは偽って友達になり、同時に偽の剣も用意して、一緒に水浴び。風呂上がりに剣の交換を持ちかけ、出雲建の本物の剣で出雲建に襲い掛かり、偽物の剣をつかまされて為す術なくなった出雲建を惨殺。その現場は伝承されていないが、斐伊川沿いなので西谷墳墓群(島根県・出雲市)あたりか。

西国遠征を成功させて都に戻ってくると、今度は東国遠征を命じられる。途中伊勢にいる叔母のヤマトヒメのところに行き、「オヤジはオレを殺したがっている」と泣きつくが、ヤマトヒメから草薙の剣とフシギ袋を餞別に、東国へ送り出される。

尾張では、ミヤズヒメと結婚の約束をするが、東国遠征を優先、初夜オアズケ。

相模に着いてみると、相模国造の罠にかかり、同行していた妻オトタチバナともども死に直面したが、オトタチバナを気遣いつつ、、ヤマトヒメ叔母ちゃんからもらったフシギ袋と草薙の剣で窮地を脱し、相模国造に落とし前をきっちりつけて、惨殺。その場所が焼津神社(静岡県・焼津市)と伝わる。

海を渡ろうとしたが、海の神が暴れて渡れなかった。妻の一人であるオトタチバナが犠牲となって道を切り開き、渡海に成功。後日オトタチバナの櫛が岸に漂着したので、丁重に弔う。それが今の吾妻神社(神奈川県・二宮町)。また「ああ、妻よ」とその死を嘆き、その辺り一帯が「あづま」と呼ばれるようになる。

感傷に浸って歌を一首歌った際に、その歌に対してうまく返してきた老人を褒め、東の国造に任命する。そこが酒折宮(山梨県・甲府市)。

尾張に帰って来て、ミヤズヒメと、さあ初夜を迎えよう、と張り切っていたら、ミヤズヒメがまさかの生理中。お互い笑い飛ばして、生理中にもかかわらず初合体。何と大らか。その舞台がおそらくは氷上姉子神社(愛知県・名古屋市緑区)か、その近く。

その翌日、ミヤズのところに草薙の剣を置きっぱなしにして、伊吹山の神退治に出かける。途中でおっことぬしのような巨大で白いイノシシに遭遇、「オマエは神の使いか何かだろ、帰る途中に始末してやんよ」と舐めた口きいたら、そのイノシシこそが伊吹山の神で、その神罰により、瀕死の重傷を負う。

三重方向逃れ、「大和は、まほろば」などの歌を数首残しつつ、能煩野(現 三重県亀山市)にて逝去。

死後、白鳥になったという伝説がある。

日本書紀の記述を参考に、宮内庁では三か所、つまり能褒野王塚古墳(三重県・亀山市)を日本武尊能褒野墓に、大和琴弾原古墳(奈良県・御所市)を日本武尊琴引原白鳥陵に、軽里大塚古墳(大阪府・羽曳野市)を日本武尊白鳥陵に、それぞれ治定している。

熱田神宮では、熱田神宮の西方数百メートルにある白鳥古墳をヤマトタケル陵とし、やはり北西数百メートルにある断夫山古墳をミヤズヒメ陵として、今でも毎年5月8日に御陵墓祭を行なっている。

第11代垂仁天皇の皇女であるフタジイリヒメ(イワツクビメ)と結婚して、第14代仲哀天皇をもうける。

オトタチバナとの間に、ワカタケルをもうける。

フタジヒメと結婚して、イナヨリワケをもうける。

オオキビノタケヒメと結婚して、タケカイコをもうける。

ククマモリヒメと結婚して、アシカガミワケをもうける。

名は不詳の女との間に、オキナガタワケをもうける。

【主な登場場面】
景行天皇「オマエの兄、呼んできて」、ヤマトタケル「殺しちゃった テヘッ」
景行天皇「熊襲、殺っちゃって」 ヤマトタケルが日本史上初の男の娘で暗殺成功
熊襲征伐の帰り、ついでに出雲も、今度は友人装って騙し討ちするヤマトタケル
父に疎まれるヤマトタケルが東国へ 相模で危機一髪 叔母ちゃんに助けられる
ヤマトタケル、妻の一人を泣く泣く犠牲に「ああ、わが妻よ」⇒あずま=関東

待たされた二人には生理も関係ない? ヤマトタケルと嫁、嫁のあの日に初合体~
舐めてかかった伊吹山の神退治 - ヤマトタケル不覚、瀕死の重傷を負う
ヤマトタケルの最期、国を思う歌、置いてきた草薙の剣に思いを馳せ見事逝く
死んでからも伝説作るヤマトタケル、死後は白鳥になり、遺族を困らせる?

【収録歌】
ヤマトタケル、出雲健を討伐した時に自分の企みを称賛した歌
ヤマトタケル、東国遠征で妻を失った後につぶやいた歌
老人、ヤマトタケルのつぶやいた歌に応えた歌
ヤマトタケル、新妻ミヤズとの初夜で、「あの日だね~」と歌った歌

ヤマトタケル、伊吹山からの敗走時に尾津岬の一本松の歌
ヤマトタケル、伊吹山からの敗走時ににおける国思歌
ヤマトタケル、伊吹山からの敗走時に、無事だった人への歌
ヤマトタケル、死の直前、故郷の方を見上げ感慨にふけった歌
ヤマトタケル、死の直前、草薙の剣とミヤズを思って歌った歌

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居醒泉(下絵) - 伊吹山で瀕死の重傷を負ったヤマトタケルが意識を取り戻す場所

酒折宮(大下絵) - 東国遠征の感慨に受っていたヤマトタケルの歌に見事返したのは?
草薙の剣(大下絵) - ヤマトタケル、相模国造の罠に一緒に嵌ったオトタチバナ寄り添う
小碓皇子(下絵) - 景行天皇に命じられた熊襲建討伐前のヤマトタケルの雄姿?
小碓命 - ヤマトタケルの男の娘による暗殺直前、緊張感漂う心持ちを表現
童女の姿となりて - ヤマトタケル史上初の男の娘の着替え姿を描く、銅鏡と短刀にも注目

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日岡神社 - 「加古」の発祥、景行皇后が日本武尊を出産する際に祈願を行った安産の神
赤神神社 - 漢の武帝が天から降りてきて赤神となった、五社堂や円空仏、なまはげ伝承

杜屋神社(豊浦町) - 日本武尊・仲哀天皇が三穂津姫命と邂逅、1月に特殊神事・お忌祭
廣田神社(いすみ市) - 室町期に摂津を勧請、漁師の崇敬、はだか祭りの汐ふみ
伊射奈岐神社(天理市) - 崇神朝の創祀、日本武尊が祈願、柳本藩主崇敬の柳本藩社
保久良神社 - 石器時代の祭祀址、「灘の一つ火」椎根津彦命の本宮、5月にだんじり
第六天神社(東中野) - 浅草の第六天を勧請、もとは秋元家の屋敷神、八第六の一つ

舟着社 - 日本武尊が東征で船出した船着き場とも、現在は多度神社例祭の御旅所
黒髪山神社 - 黒髪山は相馬山の別名で雷神「くらおかみ」、講社による信仰続く
足見田神社 - 神宮とのかかわり、7月に水まつり「諏訪おどり」、5月に新茶まつり
トイレと風水 - 『古事記』に描かれた特殊空間は、強化ポイント

【ヤマトタケルを祀る神社】
建部大社 - ヤマトタケルが主祭神、摂社に父母と妻子も祀るヤマトタケル安住の社
大鳥大社 - ヤマトタケルの白鳥伝説に由来、ヤマトタケルほか、御祭神はアメノコヤネ?
北口本宮冨士浅間神社 - ヤマトタケル由来の浅間大神、以前は諏訪の神の地?
富士山本宮浅間大社 - 浅間神社の総本社、創建にヤマトタケル、坂上田村麻呂も関わる
都都古別神社(八槻) - 八幡太郎・源義家ゆかり、アヂスキタカヒコネ祀る陸奥国一宮

都都古和氣神社(馬場) - 坂上田村麻呂ゆかり、アヂスキタカヒコネ祀る陸奥国一宮
三峯神社 - 奇祭「ごもっともさま」で有名、狼信仰がある、ヤマトタケルゆかりの古社
宝登山神社 - ミシュラン1つ星に選定された、ヤマトタケルと火の伝承が残る古社
須山浅間神社 - 静岡・裾野にある、ヤマトタケルが創祀し、蘇我稲目が再興した古社
山宮浅間神社 - 浅間神社で最も古い、浅間大社の元宮 世界遺産の富士山遥拝所

比々多神社 - 相模国三宮、トヨクモノノカミ、タマノオヤなど祀る1万年前からの聖地
前鳥神社 - 東国でおそらく唯一、応神皇太子・和紀郎子を御祭神とする相模国四宮
氷川神社(東京都港区元麻布) - 麻布明神・総鎮守は、今や『セーラームーン』の聖地
金鑚神社 - 社殿には本殿は設けない古例で知られる、武州六社の一つである古社
富岡八幡宮 - 天皇皇后両陛下もご観覧された江戸三大祭・深川祭で有名な深川八幡

山科神社 - 山科一宮、総氏神として繁栄したヤマトタケルとその子ワカタケルを祀る
藤森神社(京都市) - そもそもが戦勝記念の創祀、今や勝運と馬・競馬の代表的な神様
櫻山八幡宮 - 秋の高山祭で有名な、八幡大神・熱田大神・香椎大神を祀る八幡
千葉神社 - 妙見信仰の総本山、900年近く続く妙見大祭「だらだら祭り」が有名
室根神社 - 奈良時代に熊野から勧請、それ以来の特別大祭「マツリバ行事」が有名な古社

愛宕神社(福岡市) - 鷲尾権現と愛宕権現が合併した、福岡市内を一望できる神社
熊野神社(友坂) - 越中国一宮・高瀬神社と並ぶ古社、白鳥神社とも 謙信侵攻で神域灰燼
鷲神社(台東区) - 「おとりさま」として親しまれる、酉の市の起源・発祥の神社
花園神社(新宿区) - 新宿ど真ん中にある東京有数のパワースポット、男女和合に酉の市
武蔵御嶽神社 - 東京青梅の武蔵御岳山に鎮座する古くからの山岳信仰の聖地、愛犬祈願も

姉埼神社 - 妃を失ったヤマトタケルが奉斎した風の女神、「松」の伝承が残る式内古社
石浜神社 - 源頼朝など関東武将の崇敬厚かった橋場・真崎の「神明さん」、石浜天神
氣比神宮 - 古事記の説話の舞台の一つと御祭神 熱い尊崇受け続ける越前国一宮
常宮神社 - 氣比神宮の奥宮、境内に四社の式内社を抱える養蚕・安産・航海や漁業の守護神
鳥出神社 - 「天下の勇祭」鯨船行事で有名な、ヤマトタケル白鳥伝説が残る式内古社

鎧神社(新宿区) - ヤマトタケルが鎧を埋め、平将門の鎧が埋められた古社、境内に元天神
成子天神社 - 成子・鳴子天神と呼ばれる江戸二十五天神の一社、新宿区内最大の富士塚
松戸神社 - 水戸光圀の弓矢を折った御神木、宇宙飛行士・山崎直子も祈願、四神の神幸祭
愛宕神社(港区) - 東京23区最高峰26メートル愛宕山に鎮座する火防の神、出世の石段
天祖・諏訪神社 - 東京湾に面する立会川の両社が合祀して創建 8月の例大祭が賑わう

焼津神社 - 日本武尊の功徳を敬って創建された式内の古社、「東海一の荒祭」で知られる
下谷神社 - 上野の稲荷町起源の古社、例祭の神輿渡御は大観衆の中での乱闘騒ぎで有名
熊野神社(安中市) - 熊野皇大神社、往古から長野と群馬の県境、日本武尊と八咫烏の伝承
来宮神社 - 樹齢2000年以上の大樟で知られる、創建伝承にちなんだ例祭と鹿島踊の奉納
稲毛神社 - 「武甕槌宮」と呼ばれた川崎大神、川崎の山王様、8月には川崎山王まつり

武内神社(祖母島) - 日本武尊の妃の一人が眠る塚が地名由来、建内宿禰を祀る式内古社
吾嬬神社 - ヤマトタケルとオトタチバナの物語が今に残る、海上守護・墨田の「吾嬬の森」
吉田神社(水戸市) - 水戸藩の厚い崇敬、当地で休息した日本武尊を祀る常陸国三宮
橘樹神社(茂原市) - 弟橘比売命御陵が残る、日本武尊のお手植え橘が御神木の古社
白鳥神社(津幡町) - この地に舞い降りた白鳥を日本武尊の魂として祀る、雨乞で有名

鳥野神社(直方市) - ニニギやヤマトタケルの伝承、福智山に今も上宮が残る国史見在社
山梨岡神社(笛吹市) - 御室山を神体山とする郡名や県名の発祥地、摂社に吾妻屋宮
府守神社 - 紀伊国府の鬼門に鎮座した守護神で紀伊国総社か? 境内に「紀伊國府跡」
大高山神社 - 日本武尊と、聖徳太子の父・用明天皇の逗留、白鳥伝説・信仰が残る古社
白鳥神社(えびの市) - 日本武尊の熊襲討伐にちなむ白鳥伝説、軍神として崇敬された古社

皆中稲荷神社 - 幕府鉄砲隊「みなあたる」百発百中の神、御守・絵馬など豊富な授与品
十和田神社 - 大蛇退治の伝承残る、物事の吉凶を占う神意必顕の御占場がある青龍権現
八王子神社(船橋市) - 古和釜・坪井の鎮守、平安初期創建の古社、社号と祭神の不一致
妻恋神社 - 江戸期以来の由緒物「夢枕」の伝統「吉夢」が頒布される、往時は妻恋稲荷
大鳥神社(目黒区) - 区内最古の創建1200年、11月の酉の市で知られる江戸九社の一つ

白鳥神社(東かがわ市) - 日本武尊が飛来した地、松原や「日本一低い山」、虎頭の舞
古峯神社 - 数種あるアートな天狗の御朱印が有名、千古の霊山・天狗の社「日光発祥の地」
櫛田宮 - 吉野ヶ里遺跡と同時代の創建、福岡市の櫛田神社の元宮、隔年で「みゆき大祭」
島穴神社 - ヤマトタケルがオトタチバナの遺志を継いで創祀、清い風が常に吹く風の神
岩手山神社(雫石町) - 南部片富士・岩手山、美味の雪解け水「神山の秘水」で知られる

温泉神社(いわき市) - 霊峰湯の岳、いわき湯本温泉の守護神、5月例祭で海潮水汲神事
熱田神社(台東区) - 全長368.5センチの大太刀「陰陽丸」、『江戸名所図会』記載社
大鷲神社(足立区) - 源義光が後三年の役で必勝祈願、「酉の市」発祥地、三匹獅子舞
岡山神社 - 貞観年間の創建、歴代藩主に崇敬された岡山城の守護神、備前岡山の総鎮守
熊野神社(前橋市千代田町) - 「熊野の杜」のおくまん様、11月の酉の日に「大酉祭」

八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
金櫻神社 - ヤマトタケル創建、金の成る木「鬱金の櫻」が有名な、狼札がある甲斐の古社
松原神社(小田原市) - 小田原宿総鎮守、北条氏康ゆかりの吉兆の大亀、市最大の祭り
駒込天祖神社 - 源頼朝の霊夢による創祀、駒込神明宮と呼ばれた駒込村総鎮守、千貫神輿
妙義神社 - 妙義山信仰の中心、江戸初期から中期にかけての社殿が重文、大河のロケ地

蘇羅比古神社 - 古墳時代の遺跡が集中する備後の地、継体朝の時に創建された式内古社
乙咩神社 - 宇佐神宮前史、方形周溝墓の上に創建、八幡大神が洗浴したと伝わる乙女水
八代神社 - 平安朝初期創祀の日本三大妙見、11月は御幸行事の妙見祭、5月末には氷室祭
成海神社 - ヤマトタケルが妃ミヤズヒメの居館に船で渡った地、10月例祭に御船流神事
能褒野神社 - ヤマトタケル墓に比定された古墳付近に明治期に創建、式内二社を合祀

名草神社(養父市) - 但馬妙見、出雲大社から譲られた三重塔や、江戸期の社殿が重文
四王子神社 - ふんどし姿でわらの的を奪い合う「的ばかい」、銀杏・ソテツなどの古木
大宮熱田神社 - 国史『三代実録』の梓水大神、熱田・八幡などを合祀した「大宮大明神」
草薙神社 - 景行天皇が日本武尊を奉斎し、草薙の剣を一旦は奉納した、火難伝承地の一つ
白根神社(草津町) - 草津温泉の発見者は日本武尊か源頼朝か、毎年7月の祭礼が圧巻

八剣神社(諏訪市) - 武田信玄ゆかり、「御渡り拝観の神事」が有名な諏訪大社上社の摂社
六所神社(豊田市) - 松平氏発祥地、三河国三霊山の一つ六所山に鎮座、徳川一門崇敬社
久佐奈岐神社 - 日本武尊が東征の際に設けた本宮跡に、随伴9万8000人を奉斎したことも
金剱宮 - 枝ぶりに龍神、金運神社としても知られる義経ゆかりの古社、秋は「ほうらい祭」
大屋都姫神社 - 宇田森に鎮座する、紀伊国に木種をもたらした伊太祁曽三神の一柱の女神

二宮赤城神社 - 赤城神社の中で唯一「二宮」を称する古社、上野・群馬の赤城山麓に鎮座
花掛神社(糸島市) - 神功皇后が三韓征伐の際に花を掛けて住吉神を鎮祭した山、巨石や松
刈田嶺神社(蔵王町宮) - 坂上田村麻呂が青麻山に奉斎、伊達家重臣片倉氏の総守護神
日吉神社(神戸町) - 最澄が創祀、円仁が追斎、室町期の三重塔と5月の神戸山王まつり
行縢神社 - 日本武尊が熊襲征討時に命名した聖なる山、奈良期に熊野を勧請、源為朝も参籠

寒田神社 - ヤマトタケルが命名した酒匂川近く、米宇宙飛行士も祈願、9月に神輿の禊
八雲神社(北海道八雲町) - 旧尾張藩ゆかり、明治初期の創祀、全国唯一の熱田神宮分社
刈田神社(登別市) - 平安期創祀の北海道最古の神社、明治期に刈田嶺・金比羅を合祀
小野神社(厚木市) - 「小野の里」に鎮座、鎌倉期の愛甲季隆が崇敬した愛甲郡総鎮守
走水神社(横須賀市) - 三浦半島の東端、日本武尊が海を渡った地に奉斎、弟橘媛を合祀

矢作神社(岡崎市) - 日本武尊が賊退治で矢を作らせた地、10月例祭には山車の巡行も
足柄神社 - 道に迷った日本武尊を助けた白い鹿、平安時代の創祀、新羅三郎義光の秘曲
吾妻神社(二宮町) - 日本武尊のために海中に身を投げた妻の弟橘樹媛の櫛が届いた地
座間神社 - 欽明朝創祀とも伝わる飯綱権現「武相総鎮護」の古社、シイの木や夫婦サワラ
石楯尾神社(名倉) - 以前は「エボシ岩」を礼拝した「名倉の権現さま」、式内有力論社

鶴羽神社(さぬき市) - 鶴羽大明神・鶴羽大明神宮とも、日本武尊の白鳥伝説が残る
荒雄川神社(鳴子温泉) - もとは荒雄岳山頂鎮座の式内社、境内に明治天皇愛馬を祀る
東屋沼神社 - 七的大明神・七松大明神・東屋治神社とも呼ばれた福島市の式内名神大社
橘樹神社(川崎市) - 弟橘媛の陵「富士見台古墳」、周辺に縄文遺跡や歴史ある寺院
剱神社(霧島市) - 日本武尊が熊襲の様子を探った剱岩の山頂に奉斎、島津義久が再興

御勢大霊石神社 - 仲哀天皇崩御の地、神功皇后が御魂代の石を奉斎して三韓征伐を成功
布都神社(西条市) - 愛媛の石上、往時は62回の勅願・壮麗な社殿、謎を呼ぶ秘密祭神
御嶽神社(秦野市) - 鎌倉期に参道は「御嶽道」、徳川家康も参拝、慶長年間の棟札
熊野新宮(鎌倉市) - 鎌倉期の創建、鎌倉幕府・足利氏の庇護、関東大震災で被災も復興
熊野神社(鎌倉市大船) - 小田原北条氏の家臣甘糟長俊が勧請して創建、その神像が現存

腰掛神社 - 神奈川茅ケ崎市、日本武尊が腰掛けて休息した腰掛玉石、神仏習合の鐘楼
五所八幡宮(中井町) - 4月29日に「鷺の舞」、宇佐・石清水・鶴岡・壷井に次ぐ八幡
五反田神社 - 明治期に八雲神社に一時改称、昭和期に大作杉山神社を合祀
小動神社 - 腰越鎮座、源平合戦の際に近江から勧請、7月の天王祭は神輿渡御と山車の巡行
白旗神社(藤沢市) - 相模国一宮寒川神社御祭神と、首塚・首洗井戸がある源義経を祀る

須賀神社(新宿区) - 稲荷と天王社を合祀した東京四谷総鎮守、『君の名は。』の主舞台
多和神社(志度) - 神代の創祀、後に八幡神を合祀、志度寺と再建、9月に志度の祭り
白幡八幡大神 - 源頼義が創祀、源頼朝が再建、稲毛荘の総鎮守、神主家に伝わる禰宜舞
下立松原神社(白浜町) - 安房に逃れた頼朝が宿泊した小鷹明神、式内社を合祀した式内社
宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群

素波里神社 - 秋田藤里町、「すばり」不動の滝近くに不動明王を奉斎、多数の奉納物
高岩神社(能代市) - 悲劇と勧善懲悪、清水寺に似た「舞台造り」、小正月に裸参り
綴子神社 - 東北地方最古の八幡宮、7月に鎌倉期以来、ギネス認定された「大太鼓祭」
西大竹嶽神社 - 大竹村が安土桃山期から崇敬、明治期に村の単独の氏神に
大鷲神社(栄町) - 春日局が祈願、紅白出場歌手続出、子授け・性信仰の魂生大明神

三瀬気比神社 - 奈良期に敦賀を勧請、『義経記』記載社、御池を含む社叢が天然記念物
久留里神社 - 平安期創建の細田妙見、御神水の湧き水がパワースポットとして人気
能登比咩神社 - 2柱の妹神を祀る妹の宮、大己貴命を供応した由緒あるどぶろく造り
出雲乃伊波比神社(寄居町) - 源頼義が八幡信仰へ、洪水で遷座、八幡塚や宮乃井
杉山神社(川島町) - 戦国時代に北条氏康が創建・合祀と伝えられる、疑問残る式内論社

杉山神社(新羽町2576) - 「根古屋の庄荷場の郷」と呼ばれた地に日本武尊を奉斎
劔神社(直方市) - 筑紫物部氏ゆかり、高倉下を奉斎か?イザナギの十拳剣に縁深く
柴崎神社(我孫子市) - 日本武尊が祈願、平将門や崇敬した妙見信仰、1月にオビシャ
七所社(名古屋市中村区) - 熱田七社を勧請した式内論社、旧暦1月にきねこさ祭
七所神社(名古屋市南区) - 平将門の乱の平定祈願で熱田七社を勧請、10月に渡御

杉山神社(横浜市都筑区茅ヶ崎中央) - 忌部氏・安房神社神主が飛鳥時代に創建
杉山神社(横浜市都筑区中川) - 市街地整備で遷座繰り返した式内論社
杉山神社(横浜市保土ケ谷区星川) - 往時は境内に杉や松の重箱山、9月杉山まつり
杉山神社(横浜市都筑区勝田町) - 応永年間銘の鰐口、八幡・稲荷を合殿
祝園神社(精華町) - 『古事記』記載の討伐された武埴安彦の悪霊、1月に「いごもり祭」

託美神社(扶桑町) - 工(たくみ)氏ゆかり、江戸期に遷座、入口に石造の太鼓橋、式内古社
蒲田八幡神社 - 縄文期からの聖地? 江戸初期に創建、神像の霊験、例大祭は8月
片山八幡神社 - 継体朝の創建、尾張藩主の崇敬受けて再興、例祭は10月第4日曜日
葛西神社(葛飾区) - 平安末期に香取神宮を勧請、11月に酉の市、祭囃子発祥の地
彼方神社 - 「おちかた」武内宿禰と忍熊王の戦いの地、『源氏物語』旧跡の式内社

科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
氷川神社(板橋区氷川町) - 豊島氏が鎌倉期に大宮を勧請、区唯一の江戸期富士塚
田無神社 - 鎌倉期創建の尉殿大権現、宿場町で栄え、明治に熊野・八幡を合祀
三坂神社(細川町) - 江戸後期に悪疫流行で神輿を能舞台に奉納、10月屋台宮入り
天神社(上里町) - 御神体の神代石に「延喜式内」「今城青坂神」、中岩道純の崇敬

石作神社(長久手市) - 尾張氏系の石作連の祖を祀る、10月にオマント岩作警固祭り
八剱神社(竹鼻町) - 江戸前期の社殿、江戸中後期の山車が曳行する5月の竹鼻祭り
足立神社(西区) - 孝霊天皇の時代に創祀、合祀されて、氷川社が式内社名に改称
九重神社(川口市) - 村社8社を合祀した村社氷川社、御神木御朱印、季節限定
佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜

勝利八幡神社 - スポーツ関係者に好まれる通称、江戸中期の区内最古の神社建築
居木神社 - 江戸期旅人の目印「ゆるぎの松」の「五社明神」、8月に神輿渡御
鎮守氷川神社 - 室町期創建、2本の御神木、季節ごとカラー御朱印、特製の御朱印帳
八剣神社(岐南町) - 岐南町の地名由来、池田輝政が休息、参道は東海道本線で分断
白鳥神社(東郷町) - 諸輪古墳に関連した社? 日本武尊「本場」尾張でも珍しい社号

峯ヶ岡八幡神社 - 平安期創建の伝承、鶴岡八幡宮領、鎌倉期の八幡坐像、大イチョウ
八劔神社(蒲郡市) - 平安期創建、頼朝が再興、家康が二度参拝、10月奇祭・三谷祭
兵主神社(岸和田市) - 岸和田中央公園の西、近郷12ヶ村の総社、雨乞いと古い能面
瀬田玉川神社 - 戦国期創建、江戸前期までに社殿建立、旧御嶽社、境外に瘡守稲荷
胸形神社(鹿沼市) - 六つの奇跡の井戸を奉斎、女体権現とも、式内「村桧神社」論社

健武山神社 - 日本武尊の「武部」、日本最古級の産金、徳川斎昭の崇敬と髪焼祭
池袋御嶽神社 - 桃山期の創祀、江戸前期に創建、西池袋鎮守、池袋にちなむ梟お守り
池袋氷川神社 - 旧池袋村の鎮守、池袋富士塚は7月1日に開山、広く長い参道の桜並木
天沼八幡神社 - 桃山期の創建、江戸期には山王権現社領、8月例祭、11月酉の市
葦神社(伊賀市) - 孝霊朝に顕現、三社が分離・習合、別府明神と称された式内社

丸子神社・浅間神社 - 式内丸子社が明治期に浅間社と合併して一扉二社の神社に
弓削神社(市川三郷町) - 靱部を賜った大伴武日に由来、徳川家康が愛でた老松
剣神社(防府市) - 右田ヶ岳、仲哀天皇が奉斎、神功皇后が雄たけびをあげた坂
八幡神社(粕谷) - 開村当時から鎮守、徳冨蘆花ゆかりの杉、昭和に放火も再建
熱那神社 - もとは日本武尊を祀った神部神社、中世に八幡、信玄・家康が寄進

酒折宮 - 記紀に記された甲斐国酒折宮、文人・皇族が参拝した連歌発祥の地
細草神社(平瀬町) - 戦国時代に勧請・鎮座、元禄再建の本殿、正一位細草大明神
宇波刀神社(韮崎市) - 反正皇女が勧請、奈良期創建、室町期懸佛、江戸期本殿
氷川神社(白金) - 日本武尊が遥拝した地、飛鳥朝の創建、20年ぶりの宮御輿巡行
多太神社 - 大田々根子命の一族、源満仲が平野神社を勧請とも、10月にだんじり

天目一神社(西脇市) - 『播磨国風土記』女神の子の父だと判明したタタラの神
雉子神社 - 室町期に霊夢、家光が雉子宮と命名、多数露店の例祭は10月上旬
山氏神社 - 垂仁朝に創祀、古代造船業などの山直と関わり、源義経の松
玉川神社(等々力) - 戦国期に熊野新宮を勧請した熊野神社、「豊田正冶翁の碑」
和泉熊野神社 - 和泉の鎮守さま、鎌倉期の創建も古くから祭祀? 家光の松

鷲神社(足立区) - 日本武尊が祭祀した島の根の地、徳川吉宗ゆかり、囃子や神楽
東屋国神社 - 吾妻の山霊を祀ったもの、江戸後期に築崎神社が改称して復興
白和瀬神社 - 飛鳥朝の創祀、桃山期に遷座、居都の明神、信夫五社で上宮
阿佐ヶ谷神明宮 - 都内最大級の伊勢勧請の神社、豊富な授与品、唯一の厄除け祈祷
桙衝神社(須賀川市) - 日本武尊が創祀、奈良期に鹿島、江戸前期社殿と太鼓獅子

岩倉神社(気仙沼市) - 岩倉山の中腹鎮座の磐座信仰、日本武尊の勧請、方浜の鎮守
磐神社(奥州市) - 巨石を男石として祀る、奥州安倍氏がアラハバキとして崇敬
志野神社 - 『日本書紀』の「小竹宮」伝承地、江戸初期に怪異あり復興
国玉神社(岬町) - 称徳天皇の深日行宮跡、古代はスズ、10月やぐらの宮入り
志氐神社 - 垂仁朝の創祀、4世紀古墳、天武天皇が伊勢神宮を遥拝、式内を合祀

熊野神社(恋ヶ窪) - 鎌倉末期の戦乱で焼失、道興准后の歌、度々の戦災と復興
白鳥神社(羽曳野市) - 白鳥陵の頂に鎮座の伊岐宮、明治に式内合祀、秋にだんじり
加佐登神社 - 境内に式内「倭文神社」跡、病気平癒に霊験、つつじの名所
五十君神社 - 当地で薨去した垂仁皇子を奉斎、上杉謙信・景勝や歴代領主の崇敬
楢本神社(上柏野町) - 御膳氏の遠祖、手取川の氾濫、ケヤキの御神木「うんのき」

秋津神社 - 江戸前期の不動明王像を安置「秋津のお不動様」、幕末の本殿
十番稲荷神社 - 末広社と竹長稲荷社が合併、御札「上の字様」、9月例祭、11月酉の市
武部八幡宮 - 日本武尊の武部、平安期に八幡勧請、10月に引灯篭や神楽の行列
山家神社 - 真田氏が崇敬した水分の神「白山様」、上田城鬼門、境内に真田神社
小田神社(橋本市) - 小田連の祖の物部氏を奉斎、天野大社に匹敵、江戸期再興

佐志能神社(村上) - 龍神山北峰の山麓、国史「村上神」、龍門・君門の穴と清水
佐志能神社(柿岡) - 豊城入彦命の墓とされる丸山古墳に隣接、慰霊のため創建
佐志能神社(染谷) - 龍神山南峰の山腹、国史「村上神」、屏風岩と染谷十二座神楽
大嶽神社(檜原村) - 霊峰大岳山の山頂に本社、三都郷に里宮、警告・渓流の神戸岩
宮道神社 - 醍醐天皇の生母に連なる宮道氏の祖神、勧修寺ゆかりの一族を奉斎

八剣神社(葛飾区) - 戦国期勧請、旧奥戸新田の鎮守、江戸初期棟札、裸参り絵馬
氷川神社(沼袋) - 南北朝期の勧請、道灌の献植、「三本願い松」と中野七福神
西葛城神社 - もとは深谷神社、明治期に全村合祀、大正期に楠神社の地に遷座
検見川神社 - 平安期から奉斎「八方除総鎮護」、8月例祭にダイナミックな御輿もみ
新小岩香取神社 - 道ヶ島に下総を勧請、重要な水路の目印、11月「新小岩のおとり様」

寄木神社(品川区) - 日本武尊・弟橘姫の船の木片が漂着、漆喰鏝絵とかっぱ狛犬
友田御嶽神社 - 大荷田丘陵の東の金峯山蔵王権現、室町期の鰐口や室町以来の獅子舞
新町御嶽神社 - 新町の開拓完成で創祀の蔵王権現社、5月例祭は囃子や獅子舞、山車
笠䅣稲荷神社 - 平安期に伏見稲荷を勧請、元寇で時宗が銘刀を奉納、節分追儺式
神明社(横浜市保土ケ谷区) - 榛谷御厨八郷の総鎮守、天照太神宮と豊受大神宮

金刀比羅・大鷲神社 - 明治期勧請の横浜吉原のお酉様、11月酉の市、桂歌丸ゆかり
丸子山王日枝神社 - 平安初期鎮座の丸子山王社、8月例大祭、1月歩射祭とどんど
愛宕神社(足立区) - 都内愛宕三社の一つ、東京東部では唯一、江戸後期文化財
諏訪神社(川崎市) - 慶長期に信州を勧請、社殿は大正期の造営、松の大樹の伝承
吾妻神社(横浜市) - 南北朝期の御神体は木更津から漂着? 子供大好きな神

樽町杉山神社 - 室町期の鰐口、正徳4年銘の石灯籠、平成の世に社殿改築と境内整備
上恩田杉山神社 - 上恩田、幕末期の棟札、旧別当は徳恩寺、隣接して熊野神社など
西生田杉山社 - 江戸初期の御神剣や棟札、江戸前期棟札、9月例祭、1月に正月行事
金森杉山神社 - 江戸前期に再建の記録、西田と隔年で祭典、末社に八坂社・渋池社
西田杉山神社 - 南北朝期の高木伊勢守の居城の鬼門除け、大イチョウと金山社

椙山神社 - 平安期に移住、大和大神神社を勧請、「椙」を冠した唯一の杉山社
和田杉山神社 - 旧和田村の鎮守、幕末までに別当交代、境内に中国風の小祠
上星川杉山社 - 江戸時代後期以前までに旧上星川村の総鎮守、富士山神社に分祀
神鳥前川神社 - 平安末期に領主が夢のお告げで日本武尊と妃を奉斎、複数の御神木
大熊杉山神社 - 大熊郷総鎮守、将門ゆかりの熊野社合祀、9月29日に例祭で露店

三保杉山神社 - 江戸初期には近郷8ヶ村の鎮守、久保の鎮守、天満宮と旧鳥居
青砥杉山神社 - 江戸初期創建とも、旧青砥村の鎮守、無格社御嶽社など5社を合併
鴨居杉山神社 - 室町期の創建、旧鴨居村の鎮守、幕末奉納の絵馬、鴨居天満宮
一言主神社(常総市) - 平安期に大和を勧請、三岐の竹、9月に伝統の花火祭り
天照皇大神宮(川崎市) - 井田神社、もとは神明、杉山社などとともに村内4社の一つ

駒岡伊勢山神社 - 『新編武蔵風土記稿』に記載なしも古来よりの鎮守、杉山社合祀
末吉神社 - もとは三島社、杉山社と深い関係、戦後に合併・改称・移転
八杉神社 - 旧大豆戸村の鎮守である八王子社と杉山社が合併、8月に盆踊り
菅田神明社 - 菅田町全域の総鎮守、境内に杉山社など、多数の市指定名木・古木
平尾杉山神社 - 鶴見川流域の最上流地域、戦国期の懸仏、例祭は9月下旬

成瀬杉山神社 - 江戸前期創建、主祭神と相殿2柱、例祭は有名な「町田の花火」
太田杉山神社(横濱水天宮) - 南北朝期の棟札、太田総鎮守で、安産の神
つくし野杉山神社 - 江戸後期に、村の鎮守だった杉山・三島・山王の三社を奉斎
六角橋杉山大神 - 日本武尊が使用した六角の箸、六角橋総鎮守、9月例祭で渡御
生麦岸谷杉山神社 - 平安前期の創立とも、天正期に現在地へ、特徴的な狛犬2対

小杉神社(川崎市) - 等々力緑地に隣接する、杉山・神明・総社権現の鎮守三社
菊名神社 - 平安前期創建を含む村内五社を合併、菊名の総鎮守「がまんさま」
宮益御嶽神社 - 室町初期の勧請、「炙り不動」、日本狼狛犬、区内唯一の酉の市
太尾神社 - もとは神明社、戦後に杉山社など五社合祀、全町の総鎮守、10月例祭
御霊神社(横浜市) - 平安末期までに分社、桃山期に中田村の鎮守、豊富な社叢

浅間神社(公所) - 頼朝の創建、義経の財宝伝説、鶴間神社とも、江戸期棟札
本郷氷川神社 - 道灌勧請の二簸川社、ねずみ小僧?の鳥居、子授かり狛犬、9月例祭
宇奈為神社 - 山間部に海神を祀る、後に熊野権現を勧請、地元では今も十二社神社
和奈佐意富曾神社 - 神功皇后が那佐浦で奉祀とも、大里八幡神社から明治初期に分祀
吾妻神社(御殿場市) - 家康の御殿跡、地名起源、三役制度の大祭、蹴鞠、11月に熊手

大御食神社 - 日本武尊と御蔭杉、妃にちなんだ美女ヶ森、9月に大規模な獅子練り
神坂神社 - 富士見台や恵那山など神坂峠登り口、山間に海神祀る、日本武尊伝承
大宮五十鈴神社 - 応神朝に熱田・伊勢・諏訪を勧請、9月秋分の日に圧巻の三国花火
上粕屋神社 - もとの山王社、奈良前期の創建とも、昭和に御霊神社などを合祀
新橋五霊社 - 室町期に凶作回避と盗賊除けに一老人の提言で日本武尊を奉斎

岡上神社(板野町) - 韓崇山「岡の宮の大クス」、義経が戦勝祈願、「うかの神」
平群神社(桑名市) - 日本武尊が通過した地、歌に登場する平群山、伝説残す平群池
尾津神社(戸津) - 尾津の一松の候補地の一つ、多度川南岸、尾津別の本拠地
尾津神社(小山) - 尾津の一松の候補地の一つ、倭建命の子を奉斎、小山連の本拠
草薙神社(御衣野) - 尾津の一松の候補地の一つ、松保存の覆蓋、尾津崎の石碑

国府神社(市川市) - 日本武尊の進軍助けたコウノトリ「鴻之台」、御神体はその嘴
吾妻社(長柄) - 沼間から長柄、一色に向かう日本武尊が行先を定めた地
吾妻社(一色) - 滝ノ坂不動尊、日本武尊が休憩した霊泉・霊水、森山社神事
吾妻社(横須賀市) - もとは箱崎半島の吾妻山「吾妻権現」、松が船舶の目印
石座神社(秦野市) - 吾妻山の麓、日本武尊が腰を掛け休息をした巨石が御神体

白鳥神社(中之条町) - 吾妻七社明神の白専馬大明神、白鳥大明神、昭和に復社
鳥頭神社(三島) - 精緻な社殿彫刻、4月太々神楽、11月道中獅子の「四戸の獅子舞」
大綱金刀比羅神社 - 頼朝を安房に渡した勝軍飯綱大権現、天狗、横浜のこんぴらさん
若宮八幡宮(白山市) - 頼義の建立、常夜灯、5月例祭では御田植神事と蟇目神事
気比神社(敦賀市刀根) - 仲哀天皇ゆかりの地、12月に「みやあげ」、ツガの巨樹

野栗神社(甘楽町) - 大蛇・群馬八郎の生贄予定の尾幡姫、大ケヤキと不動滝
村木神社 - 村木砦の戦い、信長が本陣に定めた地、9月下旬に大規模おまんと
諏訪神社(若松町) - 桃山期に信濃を勧請、横須賀の中核、三浦半島唯一の酉の市
赤城神社(横室) - 平安前期の勧請とも、前橋城の鬼門守護、歴代藩主の崇敬
建神社(つるぎ町) - 「権現さん」もとは半田山の天王、ムクとフジカズラの古樹

吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
子持神社 - 子持山の南麓、中腹に奥宮、子授け・安産の守護神、御籠り神事
伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
弥佐支刀神社 - 「みさきのとのみや」、八剣大明神・つるき宮とも、藩主崇敬17社
鳥頭神社(矢倉) - 日本武尊お手植え樹齢1400年の神代杉、吾妻七社明神の一つ

尾針神社 - 社殿背後に磐境、尾張氏の伊福部連、栗岡宮とも呼ばれた式内論社
大木神社(鈴鹿市) - 青木明神とも、天王祭の天王社同殿、末社に石薬師の蒲桜
高爪神社 - 高爪山が御神体山、利家が十一面観音を安置、鎌倉期の懸仏と仏像
川原宮・謁盤神社 - 謁播神社の安藤家が戦火を避け足助に移住した際に奉斎か
常将神社 - 平安期に千葉市の祖平常将を祀る、太々神楽が復興、春秋に奉納

豊武神社(伊勢崎市) - 江戸初期創建、悪疫防ぐ弓の神、歴史ある節分祭豆まき
白倉神社 - 金光山の「お天狗さま」、明治以来伝統の太々神楽を継承
信露貴彦神社 - 久豆彌神社に対する男宮、宮司家は新羅国王族の末裔、5月王の舞
日長神社(知多市) - 日本武尊ゆかりの手水池、古い歴史ある4月の御馬頭祭り
多祁伊奈太岐佐耶布都神社 - 岩屋権現・岩穴宮、稲田氏の剣を奉じた一族

大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
赤王神社(大場) - 式内二社の論社とも、北側の北沢に同名神社と向山古墳群
剣刀神社(伊豆の国市) - 式内・劔刀乎夜尓命神社、市の史跡、御魂石や鉄製の古剣
劒刀石床別命神社 - 三つの滝に対する信仰が創祀、古墳群も、中世からは御嶽神社
大塚天祖神社 - 鎌倉期勧請の巣鴨総鎮守、巣鴨鎮護の神、大イチョウと子育て狛犬

鷲頭神社 - 室町期に伊予の金刀比羅を勧請、明治期遷座、鷲頭山山頂に今も奥宮
白山神社(二子町) - 味美二子山古墳鎮座の物部神社を合祀、7月に味美総天王祭
波閇科神社 - 日本武尊が越えた峠に天照大神を勧請、百社大明神、江戸後期本殿
五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
深江神社(桑名市) - 西に西林寺と円墳、県大明神を奉斎、織田信長の兵火で衰微

小野神社(益田市) - 小野郷に祖神を祀る、明治初頭に再興、菅原神社など合祀
加奈井神社 - 由緒不詳、兵庫川南岸、式内・坂名井神社の論社、拝殿に「不動尊」
奥石神社 - 名高き老蘇の森、安産の神、桃山期の貴重な銘文ある棟札、重文本殿

【主な御神徳(ご利益)】
平安安寧必勝祈願勝運、旅行・交通安全、農業・商業の神、商売繁盛

【パズドラ】
No.1065 ヤマトタケル
No.1066 武皇の剣神・ヤマトタケル

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