建内宿禰(たけのうちのすくね=タケノウチノスクネ)

『古事記』に記載のある男性皇族。武内宿禰、竹内宿禰、武内宿祢、竹内宿祢などとも。

父は第8代孝元天皇の皇子である比古布都押之信命、母は木国造の祖・宇豆比古の妹である山下影日売

子は男七人、女二人。

第13代成務天皇の御世、大臣となり、大小の国々の国造を定め、国々の堺を定め、大小の県の県主を定めた。

第14代仲哀天皇が、筑紫国(現 福岡県)の訶志比宮(かしいのみや)にて、熊襲国を征伐しようと、神功皇后が神懸りとなり、仲哀天皇が琴を弾いていた時、神のお告げを聞こうと庭に控えていた。

神功皇后から発せられた神の言葉に対して、反抗的な態度をとった仲哀天皇を諫めるものの、仲哀天皇は急死する。

改めて、神功皇后が神懸りの神事を執り行った時、神と対話する。

三韓征伐後、九州に戻り、後の応神天皇を出産した神功皇后ともども都に戻ろうとするが、香坂王忍熊王による反乱に遭う。

それを制して、応神天皇とともに、近江、若狭を経て、越前の敦賀に禊にやってくる。そこで夢に伊奢沙和気大神之命が現れ、応神天皇との名前の交換に応じる。

都に戻ると、神功皇后が勝利の宴を用意しており、お酒を振舞われ、神功皇后の常世の国の少名毘古那神のお酒を召し上がれ~という歌に対して、応神天皇に代理で歌を返す。

第15代応神天皇が見つけてきた日向の美女髮長比売を、大雀命が一目惚れしたため、大雀命から頼まれて、父子間の美女の授受の仲介役を担う。

応神天皇の頃、半島との交流が活発となり、渡来してきた新羅の人々を率いて、堤の池に渡って、百済池を造成。

大雀命が即位して、第16代仁徳天皇の御世、天皇が姫島で雁が卵を産むのを見つけたので、召されて歌によって質疑を受けた。歌によって応答し、さらにもう一首、寿ぎの歌を歌った。

孫(子の葛城長江曾都毘古の娘)に仁徳天皇の皇后である石之日売命がいる。曾孫(子の葛城長江曾都毘古の子である葦田宿禰の娘)に第17代履中天皇の妃である黒比売命がいる。

墓の記載はないが、『帝王編年記』では、武内宿禰の墓について「室破賀(むろはか)」とあり、名前の近似と場所から考えて、葛城地方最大で、全国でも18位の規模を誇る前方後円墳・室大墓古墳(奈良県御所市)ではないかとも言われている(古墳ランキング)。

建内宿禰の子
波多八代
許勢小柄
蘇賀石河 - 子孫に宗賀之稲目宿禰大臣都塚古墳の被葬者とされる、蘇我稲目)がいる
平群都久
木角宿禰
久米能摩伊刀比売
怒能伊呂比売
葛城長江曾都毘古 - 仁徳皇后イワノの父、履中妃クロヒメの祖父
若子宿禰

【主な登場場面】
実子に後妻寝取られ反逆される故・神武天皇 直系が奮起して乱を平定
“神”の逆鱗に触れ、暗闇で急死する仲哀天皇 祟りおそれ大赦の嵐へ
海を渡る神功皇后 神風吹いて一瞬で新羅に到着、王恐れ戦いてひれ伏す
反乱討伐後の応神天皇 神との名の交換 神功皇后の酒宴でのお出迎え

探し当てた美女を息子に懇願されて譲り渡す応神天皇 懐広い? ちょっと後悔?
応神天皇、百済に「賢いヤツがいたら、差し出せや」 ヒト・モノ・カネ動く
女に振り回される仁徳天皇、でも国内に瑞兆 聖天子逸話も伊達ではなかった?

【収録歌】
建内宿禰、応神天皇に代わって神功皇后に応えた歌
建内宿禰、仁徳天皇からの雁の卵に関する問いかけに答えた歌
建内宿禰、雁の卵に関しての仁徳天皇への寿ぎの歌

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平群神社 - 『延喜式神名帳』に五座と記載も、一座を奉斎、平群氏の根拠地に鎮座
甘樫坐神社 - 応神朝以来の盟神探湯、現在は4月第1日曜日に斎行、豊浦展望台の桜
倍賀春日神社 - 武内宿禰の伝承、高良社・高良神社とも、鎌倉期の石燈籠が重文
日置神社(高島市) - 岩劔大明神、川上荘22ヶ村の総社、4月18日に川上祭り

意非神社 - 竹内宿禰の矢が落ちた矢落谷の地の「大炊の神」、木製の幟と鳥居
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【建内宿禰を祀る神社】
高良大社 - 謎多き祭神・高良玉垂命は建内宿禰? 50年に一度の式年祭 筑後国一宮
厳原八幡宮神社 - 対馬国一宮の可能性があるのに主張しない、神功皇后ゆかりの古社
宇倍神社 - 因幡国一宮、御祭神は建内宿禰 古事記の記載通りの創祀縁起も
住吉神社(下関) - 本殿が国宝の三大住吉の一社、住吉三神の荒魂を祀る長門国一宮
氣比神宮 - 古事記の説話の舞台の一つと御祭神 熱い尊崇受け続ける越前国一宮

西寒多神社 - 豊後国一宮、神功皇后が建てた白旗を建内宿禰が祠を建てて創祀
平塚八幡宮 - 宇佐神宮より早い創祀の古式の八幡か? 国府祭の相模五社の1社
富岡八幡宮 - 天皇皇后両陛下もご観覧された江戸三大祭・深川祭で有名な深川八幡
白沙八幡神社 - タマヨリを御祭神とする式内社「海神社」、宇佐神宮からの勧請
櫻井神社(堺市) - 市内唯一の国宝・割拝殿、人気アイドル「嵐」の聖地の一つ

亀山八幡宮(下関市) - 古来屈指の佳景、宇佐から石清水への途上で祀られた八幡
藤森神社(京都市) - そもそもが戦勝記念の創祀、今や勝運と馬・競馬の代表的な神様
長浜八幡宮 - 秀吉による再興、「長浜曳山祭」で有名なボケ封じの境内社のある八幡
高麗神社(日高市) - 亡命高句麗人によって開拓された旧高麗郡にある古社
御香宮神社 - 洛南随一の大祭「伏見祭」で知られ、「御香水」が名高い安産・治癒の神

鞆淵八幡神社 - 天皇の寵姫が帰郷で使用した? 石清水八幡宮から贈られた国宝・神輿
常宮神社 - 氣比神宮の奥宮、境内に四社の式内社を抱える養蚕・安産・航海や漁業の守護神
幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
鵜甘神社 - 執権北条時頼が伝授した能を、「水海の田楽・能舞」として伝える式内古社
中川八幡神社 - 長崎唯一、最古の八幡神社は長崎五社の一社、長崎奉行寄進の石燈篭など

壺井八幡宮 - 「河内源氏発祥地」、石清水八幡宮からの勧請で、鶴岡八幡宮の勧請元
若宮八幡社(名古屋市中区) - 武門の神、名古屋三大祭の若宮祭で知られる名古屋総鎮守
平濱八幡宮 - 境内社である武内神社の延命長寿のご利益でも有名な出雲最古の八幡宮
曩祖八幡宮 - 「いつか」が飯塚になった、神功皇后が三韓征伐終了後に祭祀した聖地
若松恵比須神社 - 「若松のおえべっさん」正月の十日ゑびす祭や、最近は蚤の市も賑わう

武内神社(祖母島) - 日本武尊の妃の一人が眠る塚が地名由来、建内宿禰を祀る式内古社
御田八幡神社 - 創建1300年、東京港区三田にある式内の古社で、「釜鳴神事のお社」
鶴谷八幡宮 - 安房国総社、鎌倉期に八幡信仰へ、現在も「やわたんまち」に総社の面影
織幡神社 - 三韓征伐の武内宿禰に由来する、宗像大社に次ぐ社格を与えられた名神大社
御調八幡宮 - 和気清麻呂の姉が弟の雪冤を祈願して創祀、豊臣秀吉お手植えのしだれ桜

伊佐爾波神社 - 全国三例しかない八幡造、松山随一の八幡として崇敬された式内の古社
美奈宜神社(荷原) - 三奈木くんちで知られる、神功皇后の九州「羽白熊鷲」征伐ゆかり
石清尾八幡宮 - 高松の氏神・総鎮守・護り神、10月の例祭や5月の市立祭は市内最大の祭典
大塩八幡宮 - 境内社に四つの式内論社、室町末期とされる拝殿が重文、病気平癒や縁結び
日尾八幡神社 - 孝謙天皇の勅願所として社殿建立、脳・神経痛など東道後神社や展望台

琴弾八幡宮 - 源氏の崇敬と378段の参道、大祭では9台の太鼓台が集結して勇壮さを競う
宗佐厄神八幡神社 - 和気清麻呂の危機を救った猪を出した厄除大祭で知られる厄神さん
白鳥神社(東かがわ市) - 日本武尊が飛来した地、松原や「日本一低い山」、虎頭の舞
武雄神社(武雄市) - 夫婦檜や樹齢3000年の大楠、天平の昔から伝わる歩射祭や流鏑馬
八坂神社(みやま市) - 「筑後の奇祭」うう人形が伝わる、立花宗茂が崇敬した祇園社

内田八幡宮(山鹿市) - 平安期に菊池氏が宇佐を勧請して創建、隈部氏も崇敬した古社
糸碕神社 - 神功皇后が船を繋ぎ井戸の水を求めた故事、樹齢500年の大楠と夜泪き松の伝承
田染元宮八幡社 - 平安期に創建された宇佐神宮の荘園「田染荘」の神、田染三社の「一宮」
田染二宮八幡社 - 南北朝期創建、湍津姫命を祀る宇佐神宮の荘園「田染荘」の鎮守二の宮
田染三宮八幡社 - 市杵嶋姫命を祀る宇佐神宮荘園「田染荘」鎮守、「三の宮の景」が有名

蒲生八幡神社(姶良市) - 和気清麻呂の杖が化した「日本一の大楠」、島津義弘による崇敬
小芝八幡宮 - 平安初期の創建、武田信玄の再興、紅白のサッカーボールを模した絵馬掛け
塩屋八幡宮 - 細川忠興が創建、八代神社妙見祭の御旅所、その数日後に「しおやのまつり」
伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
波自加彌神社 - 日本で唯一の生姜の神、6月15日「生姜の日」の由来、大祭「しょうが祭り」

掛川神社(高知市) - 高知城の鬼門鎮護、土佐山内家ゆかりの地から牛頭天王宮を勧請
久佐奈岐神社 - 日本武尊が東征の際に設けた本宮跡に、随伴9万8000人を奉斎したことも
牛窓神社 - 古代からの祭祀、平安期の創建、中世は石清水領、拝殿に多くの絵馬の傑作
八津島神社 - 宇佐神領開発で奈良期に創建、大友宗麟寄進の鳥居、10月の大祭では神楽
二葉山神社(宇佐市) - 昭和の大横綱・双葉山の生家近く、奈良期の創建、落雷の伝承

賀来神社(大分市) - 柞原八幡宮の善神王宮、9月に賀来の市、6年に1度は本格的な大名行列
林田八幡神社 - 『風土記』の里、平安時代に八幡勧請、4月に中臣印達祭、2月に厄神祭
柴山八幡社 - 大杉や大楠が枝を広げる、800年以上続く奇祭「ひょうたん祭り」や流鏑馬
心清水八幡神社 - 源頼義が勧請、長大な日誌『塔寺八幡宮長帳』と南北朝期の鰐口が重文
涼ケ岡八幡神社 - 元禄期の社殿が多数残る重要文化財の宝庫、特殊料理「いもずいも」

志登神社 - もとの伊都国の港、海上から参拝された海神の姫の宮、弥生前期の支石墓群
八幡神社(北野町) - 戦国期に改称したもとの豊比咩神社、9月例祭は2000発の奉納花火
宇閇神社(岡田下) - もとは因幡国一宮の宇部神社を勧請、今は「岡田の天神さん」
五所八幡宮(中井町) - 4月29日に「鷺の舞」、宇佐・石清水・鶴岡・壷井に次ぐ八幡
諏訪神社(仙台市青葉区) - 国分氏崇敬の国分一ノ宮、頼朝や政宗の造営、400年の棟札

神野神社(丸亀市) - 継体朝の創祀、土師祖神を祀り菅原道真も神像を奉納、八幡宮とも
大宮八幡神社(坂出市) - 奈良期に川津郷で祖の竹内宿禰を奉斎、夏祭にカエルの行事
三瀬気比神社 - 奈良期に敦賀を勧請、『義経記』記載社、御池を含む社叢が天然記念物
伊努神社(出雲市) - 式内四社を合祀、『出雲国風土記』に7社記載の伊農・伊努両郷の神
奥宇賀神社 - 大正期に風土記記載・式内二社などを合併、境内社に稲荷、御神木

伊古乃速御玉比売神社 - 弓箭・安産、農業用水や祈雨の女神、江戸期には淡洲明神
薭田神社(大田区) - 式内論社、行基が御神像を安置、日蓮が開眼、江戸後期の石鳥居
波太神社(阪南市) - 垂仁朝の鳥取部に創祀、近世の社殿が重文、境内に鳥取戎神社
廣幡八幡宮 - 宇多天皇勅願所として創建、柏市近郊の総鎮守、7月に神輿渡御
鳴海八幡宮 - 室町時代には大木だった御神木の大楠、10月中旬に例祭で神輿渡御

矢代寸神社 - 波多氏の祖神を奉斎、昔は岸和田藩の、今は阿間河谷・八田の一ノ宮
武内神社(精華町) - 鎌倉後期の創建、以来21枚の棟札、古式残す江戸前期作の本殿
春日部八幡神社 - 鎌倉期に豪族春日部氏が鶴岡八幡宮を勧請、伝説の大イチョウ
鞆江神社 - 奈良期や蒙古襲来時の放生池、参道の黒松並木、「鞆江のいちょう」
宗我坐宗我都比古神社 - 蘇我氏の本貫地候補、蘇我氏の祖神を祀る式内社、「入鹿宮」とも

八幡神社(東九条町) - 石清水八幡宮の元宮ともされる、大安寺・辰市・子安八幡宮
墨坂神社(八幡) - 飛鳥朝創建、平安期に八幡を合祀、武田信玄や藩主堀家の崇敬
鳥坂神社(伊賀市) - 若宮・神明・勝手の三明神を祀る式内論社、鶏卵のタブーと蔦
飯持神社 - 美氣毛智(みけもち)とも、廣瀬大社と同じ珍しい食の総合神
飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社 - 綱掛祭「カンジョウナワ」が有名な日本一長い社名

潮崎本之宮神社 - 神功皇后が住吉三神を奉斎した海神社、10月例祭は獅子舞や行列
盈岡神社 - 『三代実録』の「大岡神」か、中世以降は八幡、1月に厄除け大祭
走落神社(豊能町) - 病気平癒の温泉、水が流れ落ちる様を表した社号、明治に再建
江野神社(上越市) - 孝昭朝の創建、武内宿禰が祈願、もとは諏訪明神、7月祇園祭
直江八幡宮 - 源義家が八幡神を合祀、源義経の伝承、上杉景勝や高田藩主の崇敬

和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
八幡神社(真庭市古見) - 平安期に男山勧請、大正期に式内論社・田中神社を合祀
須智荒木神社 - 安寧皇子を祖神とする一族が開拓し奉斎、伊賀五大社、芭蕉も一句
池田神社(静岡市) - 武烈朝に祈雨祭、江戸期の大干ばつで境内から救いの井戸
中和神社 - 「くるまどさん」牛馬の神が惑星探査機「はやぶさ」を救う

玉田神社(久御山町) - 平城・平安遷都で日本最初の方除宮、丹波津宮、御牧の神馬
宇智神社 - 真言宗安生寺に隣接する国生明神、内臣の祖神か、郡内唯一の郷社
高良神社(八幡市) - 『徒然草』掲載の石清水八幡宮摂社、7月に例祭・太鼓まつり
踞尾八幡神社 - 神功皇后が立ち寄り人々がひれ伏し蹲った地、源義経の伝承と大クス
銀杏岡八幡神社 - 義家が丘の上に刺した大銀杏も江戸後期の大火で焼失、6月に例祭

加茂神社(黒潮町) - 幡多三古社、応仁期再興、八幡宮を合祀、安政津波の記憶
多気坂本神社 - 式内二社が相殿、阿支奈臣と坂本臣の祖神は父子神、神武東征古地?
御厨神社 - 神功皇后が兵糧を集めた地、道真が上陸、宿をとり、松植えた天満宮
住吉神社(河内長野市) - 神功皇后伝承が今も色濃く、仲哀陵伝承、10月馬駆神事
西代神社 - 河内七城の鎮守、江戸中期以来の西代神楽、1月西代戎、3月初午祭

牧落八幡宮 - 八幡大神宮、大和久延彦社を勧請、青畝の句碑、10月に神輿や太鼓
星田神社 - 交野大明神、江戸中期から住吉神、本殿は春日移し、平成の世に復興
百草八幡神社 - 鎌倉期の銅造阿弥陀如来坐像が重文、源氏崇敬の社、スダジイの大木
住吉神社(横浜市青葉区) - 江戸中期創建、すみよし台のシンボル的位置、貴重な社叢
菊名神社 - 平安前期創建を含む村内五社を合併、菊名の総鎮守「がまんさま」

佐世神社 - 八岐大蛇退治の須佐能袁命が踊って頭に挿した木が落ちた地、佐世の森
稲荷神社(東浦町) - 津島社と稲荷社、戦国期に稲荷社を合祀、江戸中期には稲荷社
葛谷御霊神社 - 奥州平定の義家に従った一族が勧請、1月に備謝祭、ゆかりの力石
加和良神社(鈴鹿市) - 奈良天平年間以前の創祀、その後不詳も明治期に式内認定
加和良神社(丹波市) - 平安前期の創立、空海筆の額、3本のムクノキの巨樹

平群神社(桑名市) - 日本武尊が通過した地、歌に登場する平群山、伝説残す平群池
阿陀萱神社 - 大国主命と八上姫命の娘が榎の俣に指を挟まれ鎮座した宝石山、巨石
寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
金丸八幡神社(東みよし町) - 往古は建石神社、10月宵宮神事、多くの立石群
関神社(亀山市) - 鈴鹿山麓七郷総社の笛吹大神社、熊野神社、「関の山」夏祭り

廣幡八幡宮(岡山市) - 南北朝期創建の田土浦神社、式内論社とも、三対の狛犬
知波夜比売神社 - 天鈿女命が東国下向で休息した地、南北朝期の銅製鰐口や神代神楽
保内八幡神社 - もとは丹生川八幡宮、境内に周敷神社の式内論社と2本の大クスノキ
津野神社(角川) - 石田川はもと角河、高島郡の豪族である角氏が祖神を奉斎
津野神社(北仰) - 武内宿禰の伝承、4月に川上祭り、境内に式内論社・田部神社

神田神社(白山市) - 景行朝に竹内宿禰が勧請、たびたびの勅使下向、ケヤキの古樹
守山八幡宮(伊豆の国市) - 源頼朝挙兵の地、四條郷の総社、10月に三番叟、紅葉
矢田八幡神社 - 丹波道主命の命で物部祖神を奉斎、奈良期に八幡を勧請、式内論社
肥田神社 - もとは若宮八幡のひたの王子、式内論社、明治期に皇后神社と合併
佐比賣山神社(鳥井町) - 平安期に美濃国不破郡を勧請、厳島大明神、明治期に遷座

小野神社(益田市) - 小野郷に祖神を祀る、明治初頭に再興、菅原神社など合祀
喜多八幡宮 - 地主神と渡来神を祀る北八幡、10月に南八幡と大田両八幡宮祭礼風流
阿須利神社 - 八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り
稚桜神社 - 磐余稚櫻宮跡、出雲醜大臣命・十市根命ともされる出雲色男命を祀る
鵜甘神社(越前市片屋町) - 今立郡の式内論社も立地は丹生郡、7月にあたご火祭り

荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
樺八幡神社 - 式内・椛神社とも、本殿・古拝殿・平安期の仏像群が県指定文化財
八幡神社(福井市東河原町) - 河原は椛の転訛、以前は樺の巨木、式内・椛神社とも

【主な御神徳(ご利益)】
健康長寿金運必勝祈願勝運出世開運

【関連キャラ】
建内宿禰 - 応神の本当の父? 波乱呼ぶ伝説的人物
建内宿禰と応神天皇
神功皇后と、建内宿禰、応神天皇
武内宿禰(建内宿禰)の系譜
建内宿禰 - ぶっちゃけ古事記