建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)

『古事記』に記載のある男性皇族。

父は第8代孝元天皇の皇子であるオオビコ。弟にヒコイナコジワケがいる。

阿倍の臣らの祖。

第10代崇神天皇に東方諸国の従わない国々の討伐を命じられ、越の国に派遣されていた父・オオビコと会津で合流した。

オオクニヌシが越の国まで求愛しに行った美女神ヌナカワ、第2代綏靖天皇の名前が神沼河耳命(かむぬなかわみみのみこと)と名前を共有しているが、その関連性は定かではない。

【主な登場場面】
実子に後妻寝取られ反逆される故・神武天皇 直系が奮起して乱を平定

【関連記事】
稲積神社 - 甲府の正ノ木稲荷大明神、5月の例大祭は植木市でも有名なGWの県内最多集客

【タケヌナカワワケを祀る神社】
伊佐須美神社 - オオビコとその子が合流した“会津”以来の鎮座となる陸奥国二宮
富知六所淺間神社 - 四道将軍が崇敬した古社、ドラえもん神社として親しまれる
備後護国神社 - 福山城北側の天神山に鎮座、近代教育の祖・阿部正弘を祀る旧阿部神社

飛騨総社 - 平安期の創建、5月の例祭では曲芸のような親子獅子舞が奉納される、岐阜高山
健田須賀神社 - 式内・健田神社と須賀神社、11月には「健田まち」、7月には祇園祭を斎行
大津神社(飛騨市) - 近世まで諏訪大明神と呼ばれた飛騨国式内八社の一つ、4月に神岡祭