彌都波能売神(みつはのめのかみ)

『古事記』に記載のある神。

カグツチを生んだ際、女陰を負傷したイザナミの尿から生まれる。

同じくイザナミの尿から生まれた神にワクムスヒノカミがいる。

神名の「ミヅハ」は「水走」と解して灌漑のための引き水のことを指したものとも、「水つ早」と解して水の出始め(泉、井戸など)のことともされる。灌漑用水の神、井戸の神として信仰され、祈雨、止雨の神得があるとされる。

負傷したイザナミの吐瀉物・排泄物から生まれた神
カナヤマビコノカミ | カナヤマビメノカミ - 吐瀉物
ハニヤスビコノカミ | ハニヤスビメノカミ - 大便
・ミツハノメノカミ | ワクムスヒノカミ - 尿

【主な登場場面】
イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…

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【ミツハノメノカミを祀る神社】
鹿嶋神社(品川区) - 969年に鹿島神宮から勧請、精緻な彫刻の旧社殿が現存する
加良比乃神社 - 三重県津市、式内社の古社、元伊勢「阿佐加藤方片樋宮」の伝承地
杜本神社(羽曳野市) - 陵付近にフツヌシとその妻の二座を祀る名神大社の論社
大名持神社 - 海水が湧き出る言い伝え、往事は春日大社と同等の社格を有した古社
真名井神社 - 丹後国一宮・籠神社の奥宮、伊勢の神宮の内宮・外宮の発祥の地の一つ

丹生川上神社(中社) - 神武天皇が戦勝を占った地、祈止雨に霊験がある水の神
中の島神社 - 明治の開拓者が創祀した神社が今も地域に根付く、『義男の空』に登場
若宮神社(日田市若宮町) - 旧竹田村、日田祇園の一社、911年に郷に勧請された若八幡
水神神社(長崎市) - 河童伝承、河童を服従させる河童族を統率した栗隈王の末裔が社家
熊野神社(宮保) - 往時は伊勢神宮に劣らぬ大きな神社だった、雨乞いに霊験あった神

水神社(大仙市) - 秋田県唯一の国宝「線刻千手観音等鏡像」の発見で江戸期に創祀
唐津神社 - 神功皇后が宝鏡を縣けて住吉三神を祀ったのが起源、唐津くんちで知られる
熊野本宮大社 - 熊野三山の一つ、「神を父に仏を母に」に祀る「人生甦りの地」
猿賀神社 - 辰年・巳年生まれの守護神、蓮の花まつりや十五夜大祭前日の宵宮など有名
愛宕神社(港区) - 東京23区最高峰26メートル愛宕山に鎮座する火防の神、出世の石段

大井神社(島田市) - 3年に一度の奇祭「帯祭り」、三女神を祀る女性や子どもの守護神
天照皇大神宮 - 仲哀天皇を祟り殺した「九州の伊勢」、北九州の主要神社を巡る深い由緒
闘鶏神社 - 熊野三山の全ての御祭神を祀る別宮的な存在、湛増と弁慶ゆかりの勝負の神
甲波宿禰神社(川島) - 上野国四宮、宝亀2年(771年)創建の吾妻川沿い三社の一社
朝田神社(山口市) - 周防国五宮、明治期に1郷社6村社が合祀、「村民の敬神深き」社

波多岐神社 - 仁徳天皇を祀る伊賀国三宮の式内古社、境内社にも式内「宇都可神社」
龍王神社(下関市) - 授乳の神と海神「八大竜王」を祀る長門国三宮、女人禁制の加茂島
惣社八幡神社 - 国府に隣接して鎮座、平安期から八幡神を祀るようになった豊前国総社
油日神社 - 「甲賀の総社」、県内でも貴重な室町期社殿群が現存する油日岳を祀る里宮
味水御井神社 - 神功皇后が「うまい」と感嘆した「朝妻の清水」、高良大社の境外末社

織田神社(美浜町佐田) - 室内で子供が舞う「王の舞」と、「獅子舞」「ソッソ」が有名
大川神社(舞鶴市) - 顕宗天皇期の創建、五穀豊穣・養蚕、病除・安産の神で丹後の名社
愛宕神社 (笠間市) - 式内論社の境内社・飯綱神社「悪態まつり」が有名な火防の社
石切剣箭神社 - 神武期に創祀、崇神期に整備、お百度参りや刀剣などが有名、東京分祀も
大鳥神社(目黒区) - 区内最古の創建1200年、11月の酉の市で知られる江戸九社の一つ

水主神社(東かがわ市) - 倭迹々日百襲姫命の讃岐来訪伝承、最澄・空海・義経ゆかり
山北八幡神社 - 『日本三代実録』記載の讃岐国船山神、丸亀の三氏藩主に崇敬された古社
日高神社(奥州市) - アテルイ降伏直後の創建、源義家の杉や太刀洗川、火防祭が有名
石船神社(村上市) - ニギハヤヒが岩の船で来訪し奇跡を起こした地、岩船大祭が綿々と
永山神社 - 北海道旭川、村名と社名になった将軍・永山武四郎ゆかりの上川最古の神社

建水分神社 - 旧河内国、楠木正成が再建した全国唯一の形式の本殿が現存、金剛山鎮守
敏馬神社 - 離縁を恐れて花嫁行列は通らない縁切りの女神、『摂津国風土記』記載の古社
松橋神社 - 霊夢を無視したために常闇に、熊野権現を勧請、清正が復興、8月には夏祭り
荒城神社 - 境内に縄文遺跡がある飛騨式内八社の一つ、本殿は南北朝期の建立で重文指定
白川吉見神社 - 長寿のご利益「日本名水百選」白川水源、熊本県の旧称・白川県の由来

伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
大津神社(飛騨市) - 近世まで諏訪大明神と呼ばれた飛騨国式内八社の一つ、4月に神岡祭
重蔵神社 - 8月の輪島大祭のキリコ祭り、3月に数百年の歴史ある如月祭、朝市通りに産屋
高知八幡宮 - 南北朝期に創建、山内一豊や歴代土佐藩主の崇敬、明治期から町の氏神に
鵜坂神社 - 四道将軍大彦命の創祀、女性の尻を打つ神事が伝わっていた縁結び・安産の神

若宮八幡宮(高知市) - 長宗我部元親が戦勝祈願、4月「どろんこ祭り」、11月「おなばれ」
亀岡神社(平戸市) - 霊椿山・七郎・乙宮・八幡の4神社が合祀、「平戸神楽」全24番の奉納
熊野神社(倉敷市林) - 役小角が紀州本宮を勧請した「日本第一」、室町期の本殿が現存
行縢神社 - 日本武尊が熊襲征討時に命名した聖なる山、奈良期に熊野を勧請、源為朝も参籠
柴山八幡社 - 大杉や大楠が枝を広げる、800年以上続く奇祭「ひょうたん祭り」や流鏑馬

大虫神社(越前市) - 南越地方の平定・開拓、イナゴ退散の神、大正期の石造「眼鏡橋」
水天宮(小樽市) - 桜の名所、久留米水天宮とは別系統、6月に小樽三大祭りの例大祭
黒沼神社(御山堂殿) - 福島が湖水であった時の水神を祀る、定住した欽明皇后を配祀
潮田神社 - 日本武尊の東征時の創祀、北条氏など関東武将からの崇敬、6月には潮田まつり
田ノ浦山宮神社 - 奈良朝に御在所岳の山頂に設けられた天智天皇廟、2月に争奪・ダゴ祭り

安福河伯神社 - 阿武隈川の神、陸奥亘理郡の四式内社の一つ、本殿は江戸後期の建立
鵠沼皇大神宮 - 相模国土甘郷総社「石楯尾神社」に建立された烏森神社、8月祭りに山車
熱日高彦神社 - 日本武尊が邇邇杵命を奉斎した伊具郡惣社、4月に香取神社と神輿渡御
青海神社(坂出市) - 白峰山の麓、崇徳天皇が荼毘に付され紫煙が棚引いた「煙の宮」
雲氣神社 - 天霧山より出た雲からの雨が良好、食物神や水の神を祀る讃岐国の式内論社

新北神社 - 川副三郷の崇廟神、佐賀鍋島藩主家の崇敬、10月秋祭に「三重の獅子舞」
金蛇水神社 - 商売・金運の大神、5月例祭期間中に牡丹祭り、7月に七夕あじさい祭り
黒姫神社(岡野町) - 奴奈川姫の母?を祀る、黒姫山から麓に遷座、鵜川神社の里宮
鵜川神社(野田) - 黒姫大神、水神を奉斎、黒姫山から北西麓の鵜川の川辺に遷座
川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ

神野神社 - 讃岐国造の祖が創祀、後に満濃池の守護神、戦国初期の鳥居
正八幡神社(行橋市行事) - 宇佐を勧請した正ノ宮、江戸中期の社殿、神幸祭は5月
大井戸水神社 - 江戸期の高松の水源の一つの水神、当時の水道遺構が唯一残る史跡
亀井戸水神社 - 生駒高俊が造営、松平頼重が整備の高松の水源の一つに頼重が創祀
蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ

綴子神社 - 東北地方最古の八幡宮、7月に鎌倉期以来、ギネス認定された「大太鼓祭」
今城青坂稲実池上神社(神川町) - 用水の堰口、安保氏の祖先が大和国を勧請した丹生社
樋知大神社 - 式内「武水別神社」の論社、お種池とブナ林、豊富な水源の守護神
青渭神社(調布市) - かつては広大な社地に大池、湧き水が青波、水の神・蛇神とも
美具久留御魂神社 - 崇神朝の創祀、出雲の神剣、河内国二宮とも、10月にだんじり宮入

雪ヶ谷八幡神社 - 戦国期創建の旧中原街道沿道随一の由緒深き社、横綱大鵬ゆかり
御器所八幡宮 - 熱田神宮の神器、佐久間氏の崇敬、家康も参詣、多くの神事を斎行
葛西神社(葛飾区) - 平安末期に香取神宮を勧請、11月に酉の市、祭囃子発祥の地
秋葉神社(台東区) - 秋葉大権現ではないのに「秋葉」が定着、秋葉原・アキバ発祥
岩戸落葉神社 - 真っ黄色の落ち葉が幻想的な紅葉スポット、『源氏物語』の伝承

水宮神社 - 室町期に寺として開基、狛蛙が有名、水子供養・御神水・イチョウ
熊野宮(小平市) - 殿ヶ谷村式内摂社を勧請、青梅街道の目印「武蔵野の一本榎」鎮座
堤根神社(門真市) - 日本最古の茨田堤の建造で祖神を奉斎、ひょうたん絵馬や浮守
八劔神社(蒲郡市) - 平安期創建、頼朝が再興、家康が二度参拝、10月奇祭・三谷祭
大井俣神社 - 平安期の創建か? それ以来の水神「水の宮」、水宮・諏方大明神

室生龍穴神社 - 祈雨の神、弘法大師空海と室生寺、「九穴八海」のパワースポット
丹生神社(宇陀市) - 往古からの祈雨の神、吉野からの分遷とも、「莵田川之朝原伝承地」
鳥坂神社(伊賀市) - 若宮・神明・勝手の三明神を祀る式内論社、鶏卵のタブーと蔦
植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
丹生川神社(五條市) - 北に御霊神社、中の宮の「丹生(たんじょう)さん」、布々岐丹生

岩隈八幡宮(周東町) - 熊毛神が降臨、奈良朝に宇佐を勧請、陶氏・吉川氏の崇敬
馬橋稲荷神社 - 鎌倉末期の創建、1月どんど焼き、2月初午、2月節分で各種振る舞い
水祖神社(港町) - 来島の中央高官を慰霊、山中鹿之助が祈願、みのはらの天神さん
大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
穂見諏訪十五所神社 - 武田信虎が諏訪神を勧請、厳修命じた御筒粥神事が今も続く

祝田神社(姫路市) - 地名「林田」の起源、平安期に貴船を勧請、藩主建部氏の崇敬
井於神社 - 井のほとり、三宅郷の水神、近世には「三所明神」、三宅神社
川上神社(木曽上畑) - 「祭神三座詳らかならず」式内論社、式内社名が通称名
稲荷神社(足立区足立) - 合祀して弥五郎新田の総鎮守、富士塚と万燈神輿
走落神社(豊能町) - 病気平癒の温泉、水が流れ落ちる様を表した社号、明治に再建

畠田神社(明和町) - 明治に多数の式内を合祀、『倭姫命世記』の兵名胡神社も?
伊勢庭神社 - 田地に浮かぶ陸の島、明治合祀、昭和復社、式内・牛庭社の論社
清水神社(松阪市) - 櫛田川西岸近く、もとは二頭の本殿、式内は牛頭天王を祀る
葉生田神社 - もとは土田村の産土神「日天八王子社」、合祀して一旦は漕代神社に
諭鶴羽神社 - 修験道の一大道場として隆盛、山頂一帯の社叢林は国立公園

御机神社 - もとは水源に水神を祀る、飯盛城鎮護の神、近世には牛頭天王社
八幡宮(南魚沼市八幡) - 崇神朝に創祀、奈良期に坂本に遷座、平安期に八幡を合祀
蒲原神社 - 「蒲原の六郎さま」、鎌倉時代の神事が今に伝わる五社神社、「蒲原まつり」
井手神社 - 伊勢の長井御厨、片葉の葦で知られる、「大井湯用水の掛樋」も
中島惣社 - 飛鳥朝に五穀豊穣が祈願された食物神の女神、中島郷48ヶ村の親宮

元宿堰稲荷神社 - 千住四本「お化け煙突」の守護社、戦後合祀も間もなく復祀
阿倍王子神社 - 仁徳天皇による創建、府内の九十九王子で唯一現存、安倍晴明の伝承
石部神社(四日市市) - 神宮の下野御園「岩田御厨」で活躍の石部氏、一坪神田
丹生神社(多気町) - 縄文からの丹生鉱山、祈雨・祈晴の神、神宮古材と伊勢椿
吉姫神社 - 『倭姫命世記』吉姫・吉彦の後裔が奉斎、宮前の湧水、木造の狛犬

下新川神社 - 豊城入彦命が上陸・平定した地、奈良期の創建、奇祭ふなすし切り祭
和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
高杜神社(中野市) - 高社山頂の奥社と中社・里社の三社、太々神楽と宣澄踊り
有玉神社 - 田村麻呂の創建伝承、徳川家康の愛馬寄進以来の400年続く流鏑馬神事
穴石神社 - 穴師の神か、風神か、もとは天津社、1月に川に綱を渡す神事

須智荒木神社 - 安寧皇子を祖神とする一族が開拓し奉斎、伊賀五大社、芭蕉も一句
射手神社 - 義経が祈願、西行が詠んだ弓・武の神、室町初期の十三重塔
中和神社 - 「くるまどさん」牛馬の神が惑星探査機「はやぶさ」を救う
日吉神社(昭島市) - 平安期の創祀か、250年の歴史ある暗闇のサカキ巡行「榊祭」
野江水神社 - 淀川やその支流の氾濫で奉斎された水神、江戸期洪水に耐えた社

八劔神社(鴫野東) - 室町期に熱田の神が蛇・白鳥として顕現、鴫野だんじりと戎祭
飯室乃神社 - 欽明朝の勧請、戦国時代に焼失後、大井・若宮八幡、鎌倉末期の鰐口
板茂神社 - 建水分神社を勧請したとも、古くからの鎮座、子宝、秋にだんじり祭り
新小岩香取神社 - 道ヶ島に下総を勧請、重要な水路の目印、11月「新小岩のおとり様」
北三谷稲荷神社 - 慶長期創祀の田中稲荷、元禄期に現在地に遷座し、伏見稲荷を勧請

龍神社(大阪狭山市) - 粟ヶ池の大蛇を導き、狭山池の中に鎮座、庶民による池信仰
勝淵神社 - 柴田勝家の兜が眠る社、勝家の孫が自領の島屋敷に創建した水神社
住吉神社(若宮さん) - 複雑な経緯、大坂夏の陣で三つの卯の日に創祀された若宮
南近義神社 - もとは丹生神社、後に天野明神、明治期に周辺各社合祀、36柱の神々
新町御嶽神社 - 新町の開拓完成で創祀の蔵王権現社、5月例祭は囃子や獅子舞、山車

下山八幡神社 - 平安期創建、江戸中期の珍しい三間社流造り本殿、10月に例大祭
一之宮社(横浜市) - 戦国期に大宮氷川社を勧請、白髯老神、高台からの眺め
愛宕神社(足立区) - 都内愛宕三社の一つ、東京東部では唯一、江戸後期文化財
魚河岸水神社遥拝所 - 江戸に移住した人々が祀った市場の神、神田神社境内に本殿
黒姫社(女谷) - 黒姫山山麓に点在する一社、鵜川本流の小盆地、綾子舞と大杉

羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
出世稲荷神社(松江市) - 代々の末次城主、松江城主に崇敬された松江の三大稲荷
尾津神社(戸津) - 尾津の一松の候補地の一つ、多度川南岸、尾津別の本拠地
鳥頭神社(三島) - 精緻な社殿彫刻、4月太々神楽、11月道中獅子の「四戸の獅子舞」
敷島神社(吉野川市) - もとは西宮八幡、式内を合祀した河辺八幡などを合祀

壹宮神社(大山町) - 社名は瓊瓊杵命誕生にちなむ、山陰に珍しい天孫降臨伝承
高靇神社(龍神社。福山市) - 式内・国高依彦神社を相殿に祀る、福山藩主の崇敬
水祖神社(八田) - 慶長期に分村の産土、港町の元宮・旧地とも、分社とも
宮内神社(西条市) - 大三島を勧請した周敷宮内・津宮周敷大明神、雨乞いに霊験
脇町八大龍王神社 - 吉野川堤防にほど近い「龍王さん」、圧倒的な大クスノキ2本

水神社(壱岐市) - もとは天神と呼ばれた水本山の式内社、壱岐最大の大イチョウ
河原神社(壱岐市) - 妙見宮、式内・水神社、その旧地とも、壱岐17社の一つ
熊野神社(壱岐市) - 湯本温泉の湯屋権現、式内・阿多彌(あたみ)社の論社
伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
那須加美乃金子神社(志多賀) - 弥生遺跡や古墳から祭祀に関わる儀器が出土

立岩神社(神山町) - 巨岩が二つに割れた、天岩戸そのもの、あるいは巨大な陰石
大森賀茂神社 - もとは清滝川と西野川の合流点の式内・墮川御上神社、中世に賀茂領
鞍岡神社 - 平安中期に北野天満宮を勧請した天神・天満宮、江戸中期再建の本殿
丹生神社(小浜市) - 『三代実録』に人名記載、周囲に21基の古墳、水銀と秦氏
倉賀野神社 - 崇神朝の創祀のクニタマさま、「飯玉縁起」飯玉大明神、飯玉さま

松尾神社(亀岡市旭町) - 秦河勝が創祀した式内論社、室町期本殿、湧水「お滝」
大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
國司神社(松江市) - 杵築大社の御分霊を奉斎、式内・垂水神社の論社を合祀とも
物部神社(津市) - 新家の地、ムクノキの巨樹の天王森に鎮座する山辺の宮

土肥神社 - 豊御玉命を祀る式内、鎌倉初期に鶴岡を勧請、10月に土肥太鼓奉納
彌加宜神社 - 大森神社、風土記記載の杜清水が今もこんこんと、7月に大名行列
須須岐水神社(千曲市) - もとは式内・祝神社、須々岐水神も国史見、7月茅の輪まつり
中村神社(長野市) - 大国大明神、戦国期の棟札、善光寺御開帳の大回向柱の斧入れ
清水神社(田野口) - 村内に豊富な湧き水、下流域の用水支配、幕末の拝殿彫刻

秋鹿神社 - 風土記記載、大己貴命の火傷を治療した女神、式内・御井神社を合祀
槻田神社(荒町) - 三条城の鎮守、江戸初期に遷座して裏八幡、一時期八幡宮に合祀
川合神社(長岡市) - 信濃川と魚野川の合流点、7月に武者行列や女神輿の川口まつり
川合神社(胎内市) - 水神、川合公の祭祀とも、早くから熊野信仰、風倉山に奥宮
石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納

五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
美濃夜神社 - 景行朝の創祀とも、水之祖の溝渕大明神、雲林院以前からの崇敬
弥牟居神社 - もとは水深(みぶけ)? 安楽郷の総社、長らく尾崎天王、明治合祀
松浜稲荷神社 - 式内・市川神社の論社、当地漁民の崇敬と燈籠、8月に松浜まつり
荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀

下野尻春日神社 - 「石に御霊を留座する神」以前は投石神事、今は獅子舞
佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
松尾神社(松阪市) - 400段の石段、立野郷の立野神社・立野明神・立野連、亀の井
小野神社(益田市) - 小野郷に祖神を祀る、明治初頭に再興、菅原神社など合祀
村国真墨田神社 - 美濃・尾張一宮を合祀、秀吉ゆかり、10月例祭で木曽川まで御神幸

八雲神社(あわら市) - 平清盛が崇敬した牛頭天王社、式内・布久漏神社か、狛犬
岡太神社(越前市岡本町) - 岡本山の山麓に境内、山頂には式内・雨夜神社の論社
浅井神社(高岡市石堤) - 平安前期の参拝記録、江戸期は加賀藩の庇護、旧地に復座
丹生神社(長浜市余呉町上丹生) - 天武朝起源、常陸土浦藩主の寄進状、4月茶わん祭

【主な御神徳(ご利益)】
平安安寧、農耕守護、工業用水・製紙・染物、祈雨・止雨、子宝、火難除け