波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ)
『古事記』に記載のある女神。
カグツチを生んだ際、女陰を負傷したイザナミの大便から生まれる。
「ハニ」(埴)とは粘土のことであり、「ハニヤス」は土をねって柔かくすることの意とされる。自身は女神であり、イザナミの大便から同時に産まれた男神のハニヤスビコノカミとは同一神格ともされる。
第8代孝元天皇の妃の一人にハニヤスビメがいるが、その関連は不明。
負傷したイザナミの吐瀉物・排泄物から生まれた神
・カナヤマビコノカミ | カナヤマビメノカミ - 吐瀉物
・ハニヤスビコノカミ | ハニヤスビメノカミ - 大便
・ミツハノメノカミ | ワクムスヒノカミ - 尿
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…
【関連記事】
・石見神楽「五神」 - 陰陽五行説を痛快に説明した演目、神産みとハニヤスの系譜
・神産み、古事記では35柱と言ってるけど、実際は40柱だったりする、いったい何柱が生まれた?
・神と人を結ぶ「神様の結うとおり」という通りに35柱の神々モニュメント設置 - 兵庫県・淡路島
・賀茂那備神社 - 奈良時代に玉安姫が入国して奉斎、もとは「神の籠もる所」か
【ハニヤスビメノカミを祀る神社】
・武蔵御嶽神社 - 東京青梅の武蔵御岳山に鎮座する古くからの山岳信仰の聖地、愛犬祈願も
・国玉神社(豊前市) - 強盛を誇った求菩提山の修験道、国宝「銅板法華経・銅筥」
・鳥出神社 - 「天下の勇祭」鯨船行事で有名な、ヤマトタケル白鳥伝説が残る式内古社
・畠田神社 - 明治期に多数の式内社を合祀、『倭姫命世記』の「兵名胡神社」もか?
・上社(伊勢市辻久留) - 伊勢の神宮、外宮の摂末社三社が宮域内にある地域の氏神
・佐毘売山神社(大田市) - 世界遺産「石見銀山」の一部、銀山の守り神五柱を祀る
・大井神社(島田市) - 3年に一度の奇祭「帯祭り」、三女神を祀る女性や子どもの守護神
・闘鶏神社 - 熊野三山の全ての御祭神を祀る別宮的な存在、湛増と弁慶ゆかりの勝負の神
・愛宕神社(京都市) - 総本宮、京都定番の火防の神、光秀が参籠して本能寺の変を決意
・榛名神社 - 上野国六宮、神仏習合後は巌山として聖地に、江戸期の社殿はいずれも重文
・南宮御旅神社 - 南宮大社の旧社地・元宮で現在は摂社・御旅所、国府があった美濃国総社
・大高山神社 - 日本武尊と、聖徳太子の父・用明天皇の逗留、白鳥伝説・信仰が残る古社
・大川神社(舞鶴市) - 顕宗天皇期の創建、五穀豊穣・養蚕、病除・安産の神で丹後の名社
・熊野本宮大社 - 熊野三山の一つ、「神を父に仏を母に」に祀る「人生甦りの地」
・愛宕神社 (笠間市) - 式内論社の境内社・飯綱神社「悪態まつり」が有名な火防の社
・錦山天満宮 - 創祀は明治中期、20世紀後半に太宰府天満宮を勧請した北海道江別の天神さま
・磐椅神社 - 武内宿禰による創祀、平安期の大鹿桜、鎌倉期の杉鳥居と「えんむすび桜」
・山北八幡神社 - 『日本三代実録』記載の讃岐国船山神、丸亀の三氏藩主に崇敬された古社
・永山神社 - 北海道旭川、村名と社名になった将軍・永山武四郎ゆかりの上川最古の神社
・西浦荒神社 - 朝鮮役の籠城戦で九死に一生を得た加藤清正が熊本城に奉斎した三宝荒神
・六殿神社 - 平重盛の創建、室町期の鮮やかな朱色の楼門が重文、10月には流鏑馬と神楽
・春日神社(徳島市) - 徳島城や城下の鎮守、歴代徳島藩主から崇敬され続けた春日大明神
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・空知神社 - 北海道美唄市の中心に鎮座、屯田兵の移住で開村と同時に創祀された旧県社
・荒神社(高山市) - かつては女人禁制の聖地、夫婦杉と、4年に1度閏年のあまざけ祭り
・白子神社(米沢市) - 奈良期創建、米沢の町発祥、上杉鷹山が藩政改革と倹約を誓った社
・田原神社(松江市) - 『出雲国風土記』所載社と宇賀社が明治期に総称、八雲が愛した社
・熊野神社(倉敷市林) - 役小角が紀州本宮を勧請した「日本第一」、室町期の本殿が現存
・上野國一社八幡宮 - 「やわたのはちまんさま」、県内最古の算額、江戸期復興の大々神楽
・高家神社(坂出市) - 崇徳天皇の棺から血が流れた「血の宮」、もとは国史見在社か
・尊久老稲荷神社 - 小野篁を道案内した狐を奉斎、竹駒稲荷と夫婦とも、伊達成実も奉納
・於神社(観音寺市) - 粟井町上野に鎮座する上野八幡宮、丸亀藩主京極高矩による再興
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・畝尾坐健土安神社 - 泣沢女神が坐した地、天香具山の聖なる土を祀る社、神武帝が奉斎
・春日神社(戒外町) - 天香久山の東、万葉の丘に鎮座する式内・畝尾坐健土安神社の論社
・蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ
・山神社(豊岡市) - 山宮と称された下り宮、ホオノキ・ケヤキの巨木、但馬名神十社の一つ
・智伊神社 - 風土記「知乃社」、地名「知井宮」、社名「智伊」は同じこと、出雲大社の古材
・熊野神社(四街道市) - 南北朝期創建の「熊野弐社大権現」、10月には「亀崎ばやし」
・今城青坂稲実池上神社(神川町) - 用水の堰口、安保氏の祖先が大和国を勧請した丹生社
・榆山神社 - 木之本古墳群がある旛羅大神、成田家の崇敬、江戸期には熊野三社大権現
・白瀑神社(八峰町) - 秋田、円仁の開基、8月に神輿が滝壺の中を練り歩くみこしの滝あび
・堤治神社 - 木曽川の堤防の守護神、秀吉も築堤で奉納、歴代藩主から崇敬・奉納
・羽黒三田神社 - 泉が湧き出る穴澤、平将門の子や裔にゆかり、羽黒山大権現・穴澤大神
・狭山神社(大阪狭山市) - 『古事記』記載の狹山池より早く創祀、池の守護神も合祀
・秋葉神社(台東区) - 秋葉大権現ではないのに「秋葉」が定着、秋葉原・アキバ発祥
・於神社(広陵町) - 以前は南に於古墳という前方後円墳、讃岐国苅田郡にも同名の式内社
・都祁山口神社(天理市) - 式内論社、江戸期には白山権現、水口明神とも
・形原神社 - 藤原千方が創祀、飛鳥朝に現社号が下賜された式内、手筒花火の奉納
・七本木神社 - 金井家の旧邸内社を村の鎮守に、式内三論社の榛名宮神社を合祀
・長幡部神社(上里町) - 当地に入植した機織集団、その後に丹生神、式内社かつ三社の論社
・東別府神社 - 式内社「白髪神社」とも、もとは春日社、別府氏、東別府城の鎮守
・宇波神社(東大阪市) - 御祭神の埴安姫命と、孝元天皇妃とその子、獅子舞と天狗と囃し
・氷川神社(東新町) - 上板橋村の鎮守、別当は長命寺、文化財の農具など郷土資料館
・三坂神社(山口市) - 「弾除けの神」戦前奉納写真が多数、返還事業で知られる式内論社
・室生龍穴神社 - 祈雨の神、弘法大師空海と室生寺、「九穴八海」のパワースポット
・越敷神社 - 江戸前期に三宮字荒屋から八幡社を合祀して遷座、夏に共同舞台
・大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
・穂見諏訪十五所神社 - 武田信虎が諏訪神を勧請、厳修命じた御筒粥神事が今も続く
・雉子神社 - 室町期に霊夢、家光が雉子宮と命名、多数露店の例祭は10月上旬
・波牟許曽神社 - 「はむこそ」は蛇の社、蛇を奉斎か、明治期に合祀も昭和に復社
・蚕影神社(つくば市) - 全国にある蚕影神社の総本社、金色姫の伝説、養蚕業とともに
・磐梯神社 - 磐梯山、東北地方最古の慧日寺の守護神、船引き祭りと巫女舞
・畠田神社(明和町) - 明治に多数の式内を合祀、『倭姫命世記』の兵名胡神社も?
・大國玉神社(松阪市) - 神宮へ若菜を供する若菜御薗の御厨、式内含む八社を合祀
・二十五柱神社(松阪市) - 明治に式内含む25社合祀、定説以外の式内も、論社も多数
・宇留布津神社 - 腹太は潤土を意味する宇留布津の転訛とも、明治合祀、昭和復社
・蒲原神社 - 「蒲原の六郎さま」、鎌倉時代の神事が今に伝わる五社神社、「蒲原まつり」
・井手神社 - 伊勢の長井御厨、片葉の葦で知られる、「大井湯用水の掛樋」も
・香具波志神社 - もと稲荷、北条時頼・楠木正成・三好長慶・上田秋成ゆかりの古社
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・丹生神社(多気町) - 縄文からの丹生鉱山、祈雨・祈晴の神、神宮古材と伊勢椿
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・中和神社 - 「くるまどさん」牛馬の神が惑星探査機「はやぶさ」を救う
・酒屋神社(京田辺市) - 神功皇后伝承、中臣酒屋連と佐牙神社との関係、明治期本殿
・常盤台天祖神社 - 祭祀は古墳初期から? 旧上板橋村の鎮守、9月渡御、12月熊手市
・多田神社(中野区) - 頼義・義家父子が創祀とも、旧雑色村の鎮守、各種お守り
・古烏神社 - 式内社「建比売神社」、奈良期前の大宝年間の創立とも、安産の神
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・船玉稲荷神社(松江市) - 椎森稲荷、松江藩船舶奉行所の守護神、松江の三大稲荷
・建嶋女祖命神社 - 「たつしまはん」建御名方神の妹? 孝元天皇妃? 諸説ある御祭神
・戸榛名神社 - 奈良朝の創祀、榛名神社そのもの、あるいは旧地、群馬八郎の父
・波古神社 - 天平年間に箱ヶ岳から光差し降臨して奉斎、境内は一夜の森・椿の森
・寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
・爾比都売神社 - もとは朱砂を産出した権現山の高野権現、江戸後期に現在地に復興
・馬岡新田神社 - もとは波尓移麻比弥神社、11月3日に古式の神興の御旅、2本の大スギ
・波爾移麻比禰神社 - 北庄明神「ハニヤマ様」の式内論社、南東はるかに母神の高越山
・吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
・熊野神社(壱岐市) - 湯本温泉の湯屋権現、式内・阿多彌(あたみ)社の論社
・伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
・灰寶神社 - 交通要衝の越戸に祀られた陶器の神、県内国宝を戦中の空襲から守る
・賀茂波爾神社 - 土器製作の祖神、江戸期に赤の宮稲荷を勧請、明治に下鴨境外摂社
・大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
・大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
・蛭兒神社(湊宮) - もと四神ヶ嶽の日留居大明神、源実朝の歌と遷座、千石船
・売布神社(豊岡市) - 多遅麻物部の祖・気多の大県主を祀る、禰布ヶ森明神とも
・大塚天祖神社 - 鎌倉期勧請の巣鴨総鎮守、巣鴨鎮護の神、大イチョウと子育て狛犬
・石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
・五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
・土生田神社 - 陶器や瓦製造が盛んな地の土の神、現在地は羽生田館跡、明治期本殿
・小丹神社 - 景行朝の勧請、高波と洪水で二度の遷座、藤堂高次ゆかり鶴宮を合祀
・美濃夜神社 - 景行朝の創祀とも、水之祖の溝渕大明神、雲林院以前からの崇敬
・彌都加伎神社 - 奈良期に土宮、土の神を勧請、御供糀を豊受宮に奉献、江戸期棟札
・荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀
・川俣神社(鈴鹿市庄野町) - 鈴鹿川が二分した地、近世は貴船社、庄野宿のスダジイ
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・川添神社 - 式内・相鹿牟山神社、「ごみかけの宮」2月に奇祭・五身懸祭
・阿須利神社 - 八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り
【主な御神徳(ご利益)】
開墾・農業・陶器業・土木業の守護
『古事記』に記載のある女神。
カグツチを生んだ際、女陰を負傷したイザナミの大便から生まれる。
「ハニ」(埴)とは粘土のことであり、「ハニヤス」は土をねって柔かくすることの意とされる。自身は女神であり、イザナミの大便から同時に産まれた男神のハニヤスビコノカミとは同一神格ともされる。
第8代孝元天皇の妃の一人にハニヤスビメがいるが、その関連は不明。
負傷したイザナミの吐瀉物・排泄物から生まれた神
・カナヤマビコノカミ | カナヤマビメノカミ - 吐瀉物
・ハニヤスビコノカミ | ハニヤスビメノカミ - 大便
・ミツハノメノカミ | ワクムスヒノカミ - 尿
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…
【関連記事】
・石見神楽「五神」 - 陰陽五行説を痛快に説明した演目、神産みとハニヤスの系譜
・神産み、古事記では35柱と言ってるけど、実際は40柱だったりする、いったい何柱が生まれた?
・神と人を結ぶ「神様の結うとおり」という通りに35柱の神々モニュメント設置 - 兵庫県・淡路島
・賀茂那備神社 - 奈良時代に玉安姫が入国して奉斎、もとは「神の籠もる所」か
【ハニヤスビメノカミを祀る神社】
・武蔵御嶽神社 - 東京青梅の武蔵御岳山に鎮座する古くからの山岳信仰の聖地、愛犬祈願も
・国玉神社(豊前市) - 強盛を誇った求菩提山の修験道、国宝「銅板法華経・銅筥」
・鳥出神社 - 「天下の勇祭」鯨船行事で有名な、ヤマトタケル白鳥伝説が残る式内古社
・畠田神社 - 明治期に多数の式内社を合祀、『倭姫命世記』の「兵名胡神社」もか?
・上社(伊勢市辻久留) - 伊勢の神宮、外宮の摂末社三社が宮域内にある地域の氏神
・佐毘売山神社(大田市) - 世界遺産「石見銀山」の一部、銀山の守り神五柱を祀る
・大井神社(島田市) - 3年に一度の奇祭「帯祭り」、三女神を祀る女性や子どもの守護神
・闘鶏神社 - 熊野三山の全ての御祭神を祀る別宮的な存在、湛増と弁慶ゆかりの勝負の神
・愛宕神社(京都市) - 総本宮、京都定番の火防の神、光秀が参籠して本能寺の変を決意
・榛名神社 - 上野国六宮、神仏習合後は巌山として聖地に、江戸期の社殿はいずれも重文
・南宮御旅神社 - 南宮大社の旧社地・元宮で現在は摂社・御旅所、国府があった美濃国総社
・大高山神社 - 日本武尊と、聖徳太子の父・用明天皇の逗留、白鳥伝説・信仰が残る古社
・大川神社(舞鶴市) - 顕宗天皇期の創建、五穀豊穣・養蚕、病除・安産の神で丹後の名社
・熊野本宮大社 - 熊野三山の一つ、「神を父に仏を母に」に祀る「人生甦りの地」
・愛宕神社 (笠間市) - 式内論社の境内社・飯綱神社「悪態まつり」が有名な火防の社
・錦山天満宮 - 創祀は明治中期、20世紀後半に太宰府天満宮を勧請した北海道江別の天神さま
・磐椅神社 - 武内宿禰による創祀、平安期の大鹿桜、鎌倉期の杉鳥居と「えんむすび桜」
・山北八幡神社 - 『日本三代実録』記載の讃岐国船山神、丸亀の三氏藩主に崇敬された古社
・永山神社 - 北海道旭川、村名と社名になった将軍・永山武四郎ゆかりの上川最古の神社
・西浦荒神社 - 朝鮮役の籠城戦で九死に一生を得た加藤清正が熊本城に奉斎した三宝荒神
・六殿神社 - 平重盛の創建、室町期の鮮やかな朱色の楼門が重文、10月には流鏑馬と神楽
・春日神社(徳島市) - 徳島城や城下の鎮守、歴代徳島藩主から崇敬され続けた春日大明神
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・空知神社 - 北海道美唄市の中心に鎮座、屯田兵の移住で開村と同時に創祀された旧県社
・荒神社(高山市) - かつては女人禁制の聖地、夫婦杉と、4年に1度閏年のあまざけ祭り
・白子神社(米沢市) - 奈良期創建、米沢の町発祥、上杉鷹山が藩政改革と倹約を誓った社
・田原神社(松江市) - 『出雲国風土記』所載社と宇賀社が明治期に総称、八雲が愛した社
・熊野神社(倉敷市林) - 役小角が紀州本宮を勧請した「日本第一」、室町期の本殿が現存
・上野國一社八幡宮 - 「やわたのはちまんさま」、県内最古の算額、江戸期復興の大々神楽
・高家神社(坂出市) - 崇徳天皇の棺から血が流れた「血の宮」、もとは国史見在社か
・尊久老稲荷神社 - 小野篁を道案内した狐を奉斎、竹駒稲荷と夫婦とも、伊達成実も奉納
・於神社(観音寺市) - 粟井町上野に鎮座する上野八幡宮、丸亀藩主京極高矩による再興
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・畝尾坐健土安神社 - 泣沢女神が坐した地、天香具山の聖なる土を祀る社、神武帝が奉斎
・春日神社(戒外町) - 天香久山の東、万葉の丘に鎮座する式内・畝尾坐健土安神社の論社
・蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ
・山神社(豊岡市) - 山宮と称された下り宮、ホオノキ・ケヤキの巨木、但馬名神十社の一つ
・智伊神社 - 風土記「知乃社」、地名「知井宮」、社名「智伊」は同じこと、出雲大社の古材
・熊野神社(四街道市) - 南北朝期創建の「熊野弐社大権現」、10月には「亀崎ばやし」
・今城青坂稲実池上神社(神川町) - 用水の堰口、安保氏の祖先が大和国を勧請した丹生社
・榆山神社 - 木之本古墳群がある旛羅大神、成田家の崇敬、江戸期には熊野三社大権現
・白瀑神社(八峰町) - 秋田、円仁の開基、8月に神輿が滝壺の中を練り歩くみこしの滝あび
・堤治神社 - 木曽川の堤防の守護神、秀吉も築堤で奉納、歴代藩主から崇敬・奉納
・羽黒三田神社 - 泉が湧き出る穴澤、平将門の子や裔にゆかり、羽黒山大権現・穴澤大神
・狭山神社(大阪狭山市) - 『古事記』記載の狹山池より早く創祀、池の守護神も合祀
・秋葉神社(台東区) - 秋葉大権現ではないのに「秋葉」が定着、秋葉原・アキバ発祥
・於神社(広陵町) - 以前は南に於古墳という前方後円墳、讃岐国苅田郡にも同名の式内社
・都祁山口神社(天理市) - 式内論社、江戸期には白山権現、水口明神とも
・形原神社 - 藤原千方が創祀、飛鳥朝に現社号が下賜された式内、手筒花火の奉納
・七本木神社 - 金井家の旧邸内社を村の鎮守に、式内三論社の榛名宮神社を合祀
・長幡部神社(上里町) - 当地に入植した機織集団、その後に丹生神、式内社かつ三社の論社
・東別府神社 - 式内社「白髪神社」とも、もとは春日社、別府氏、東別府城の鎮守
・宇波神社(東大阪市) - 御祭神の埴安姫命と、孝元天皇妃とその子、獅子舞と天狗と囃し
・氷川神社(東新町) - 上板橋村の鎮守、別当は長命寺、文化財の農具など郷土資料館
・三坂神社(山口市) - 「弾除けの神」戦前奉納写真が多数、返還事業で知られる式内論社
・室生龍穴神社 - 祈雨の神、弘法大師空海と室生寺、「九穴八海」のパワースポット
・越敷神社 - 江戸前期に三宮字荒屋から八幡社を合祀して遷座、夏に共同舞台
・大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
・穂見諏訪十五所神社 - 武田信虎が諏訪神を勧請、厳修命じた御筒粥神事が今も続く
・雉子神社 - 室町期に霊夢、家光が雉子宮と命名、多数露店の例祭は10月上旬
・波牟許曽神社 - 「はむこそ」は蛇の社、蛇を奉斎か、明治期に合祀も昭和に復社
・蚕影神社(つくば市) - 全国にある蚕影神社の総本社、金色姫の伝説、養蚕業とともに
・磐梯神社 - 磐梯山、東北地方最古の慧日寺の守護神、船引き祭りと巫女舞
・畠田神社(明和町) - 明治に多数の式内を合祀、『倭姫命世記』の兵名胡神社も?
・大國玉神社(松阪市) - 神宮へ若菜を供する若菜御薗の御厨、式内含む八社を合祀
・二十五柱神社(松阪市) - 明治に式内含む25社合祀、定説以外の式内も、論社も多数
・宇留布津神社 - 腹太は潤土を意味する宇留布津の転訛とも、明治合祀、昭和復社
・蒲原神社 - 「蒲原の六郎さま」、鎌倉時代の神事が今に伝わる五社神社、「蒲原まつり」
・井手神社 - 伊勢の長井御厨、片葉の葦で知られる、「大井湯用水の掛樋」も
・香具波志神社 - もと稲荷、北条時頼・楠木正成・三好長慶・上田秋成ゆかりの古社
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・丹生神社(多気町) - 縄文からの丹生鉱山、祈雨・祈晴の神、神宮古材と伊勢椿
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・中和神社 - 「くるまどさん」牛馬の神が惑星探査機「はやぶさ」を救う
・酒屋神社(京田辺市) - 神功皇后伝承、中臣酒屋連と佐牙神社との関係、明治期本殿
・常盤台天祖神社 - 祭祀は古墳初期から? 旧上板橋村の鎮守、9月渡御、12月熊手市
・多田神社(中野区) - 頼義・義家父子が創祀とも、旧雑色村の鎮守、各種お守り
・古烏神社 - 式内社「建比売神社」、奈良期前の大宝年間の創立とも、安産の神
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・船玉稲荷神社(松江市) - 椎森稲荷、松江藩船舶奉行所の守護神、松江の三大稲荷
・建嶋女祖命神社 - 「たつしまはん」建御名方神の妹? 孝元天皇妃? 諸説ある御祭神
・戸榛名神社 - 奈良朝の創祀、榛名神社そのもの、あるいは旧地、群馬八郎の父
・波古神社 - 天平年間に箱ヶ岳から光差し降臨して奉斎、境内は一夜の森・椿の森
・寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
・爾比都売神社 - もとは朱砂を産出した権現山の高野権現、江戸後期に現在地に復興
・馬岡新田神社 - もとは波尓移麻比弥神社、11月3日に古式の神興の御旅、2本の大スギ
・波爾移麻比禰神社 - 北庄明神「ハニヤマ様」の式内論社、南東はるかに母神の高越山
・吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
・熊野神社(壱岐市) - 湯本温泉の湯屋権現、式内・阿多彌(あたみ)社の論社
・伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
・灰寶神社 - 交通要衝の越戸に祀られた陶器の神、県内国宝を戦中の空襲から守る
・賀茂波爾神社 - 土器製作の祖神、江戸期に赤の宮稲荷を勧請、明治に下鴨境外摂社
・大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
・大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
・蛭兒神社(湊宮) - もと四神ヶ嶽の日留居大明神、源実朝の歌と遷座、千石船
・売布神社(豊岡市) - 多遅麻物部の祖・気多の大県主を祀る、禰布ヶ森明神とも
・大塚天祖神社 - 鎌倉期勧請の巣鴨総鎮守、巣鴨鎮護の神、大イチョウと子育て狛犬
・石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
・五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
・土生田神社 - 陶器や瓦製造が盛んな地の土の神、現在地は羽生田館跡、明治期本殿
・小丹神社 - 景行朝の勧請、高波と洪水で二度の遷座、藤堂高次ゆかり鶴宮を合祀
・美濃夜神社 - 景行朝の創祀とも、水之祖の溝渕大明神、雲林院以前からの崇敬
・彌都加伎神社 - 奈良期に土宮、土の神を勧請、御供糀を豊受宮に奉献、江戸期棟札
・荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀
・川俣神社(鈴鹿市庄野町) - 鈴鹿川が二分した地、近世は貴船社、庄野宿のスダジイ
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・川添神社 - 式内・相鹿牟山神社、「ごみかけの宮」2月に奇祭・五身懸祭
・阿須利神社 - 八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り
【主な御神徳(ご利益)】
開墾・農業・陶器業・土木業の守護
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