少名毘古那神(すくなびこなのかみ=スクナビコナ)縦480px

女大好きのオオクニヌシと協力して国造りを進めていたスクナビコナでしたが、あるとき思い立って常世の国に向かいます。旅立つ直前につぶやいたと思われる一言がこれ。スクナビコナ、古事記において実はセリフも歌も残されておらず、ふらっとやって来て名を名乗らない神で皆を困惑させ、仕事をある程度すますとさっさと常世の国に行ってしまう、フシギな神。オオクニヌシ、スクナビコナに去られて絶望します。「これから国造り、どうしよう…」とオオクニヌシが嘆いた時に現れたのが、オオモノヌシ。「オレっちを祀れば、国造り続けられるよ」と言われます。オオクニヌシとオオモノヌシの邂逅、二人が同体だとされるきっかけとなります。

時代はぐっと下り、神功皇后の頃、神功皇后は凱旋してきた息子・後の応神天皇たために開いた酒宴で、「常世の国のスクナビコナが作ったお酒」と歌います。国造りはモノづくり、酒造の神様としても有名だったようです。

【この一言の出典】
国譲りの前の国造り オオクニヌシ、スクナビコナと協力してまじめに働く

スクナビコナ - ぶっちゃけ古事記のタグ
4.オオクニヌシ - ぶっちゃけ古事記のカテゴリ

オオモノヌシ「祀れっ! 祟っちゃうよーん」 
神功皇后「今日は飲みましょうね~」 

【関連キャラ】
スクナビコナ - 国造り、オオクニヌシの相方は謎な神?

【古事記の神・人辞典】
スクナビコナ